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とけあう時間

時間にするとどれくらいだったのだろう。

日常から切り離されたような空間で
ひとつひとつ丁寧に静謐に流れるような
「コーヒーを淹れる」
という行為をまばたきも忘れ魅入っていた。

眠気の残る身体で
夢心地のままぼーっと眺めていたら
私もまるでその世界の出演者のように
交わり溶けて一体化したような感覚になった。





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