ひとめぼれ
ひとめぼれ。
甘く素敵な響き。
わたしはよく、ひとめぼれをする。
うわぁっ。めっちゃかわいい。
この色使いはたまらない。
このさりげないデザイン、このカーブ、ここのカッティング、好きだわ。。
わたしはよく、“もの”にひとめぼれをする。
ひとめぼれするものに出会ってしまったら。
それを置いた部屋、
それを使っている自分、
を想像する。
テンションが上がる。
想像とは便利なもので
頭の中のわたしとリビングにはそれがばっちり似合っている。
梅雨入りしたということは
明けたら夏がやってくるということ。
早く夏の準備がしたい。
いそいそとスマホを開く。
夏のために買い物を我慢していたので
4、5月は控えていた。
抑えきれなかったものはあるけれど後悔はしていない。
うん、やっぱり。
かわいいから買って良かったと思う。
実際に活躍している。
わたしにしては頑張った2ヶ月間。
いつも控えようと思っているのに、誘惑に弱いもので。
夏🍉
夏は何を着よう。
赤と黄色が好きで、最近は緑も手に取りがちなわたしは、コーディネートのどこかに明るい色を持ってくるのが好き。
小物などワンポイントで柄物を使うのも好きだ。
柄物シャツもかわいいなぁ。
Tシャツまだ増やしたいし。
シアーシャツかわいいからもう1枚もありやな。
ワンピースも増やしたら便利かも。
サンダル、欲しいやつあったなぁ。
買った後のこと、未来のことを考えるのは楽しい。
だって想像でのわたしにはばっちり似合っているのだから。
でも、、、
最近はひとめぼれをしていない。
ひとめぼれをしないと買えないわたしは
その時が来るべく探し続けているのだが、きゅんとするものに出会えていない。
実は見つからない理由に少し気がついている。
今のスタメンの満足度が高いのである。
3月に先取りして買った半袖や、去年以前に買った夏物が
デザイン的に今年も使える、且つかわいいので
それを上回るものが見つからない。
夏は刻一刻と近づいているのに。
わたしの買い物欲がうずうずしている。
これは危険信号だ。
こんなときは買い物を失敗しやすい。
この、
「欲しい物が見つからないけれどなんか欲しい」状態はとても危険で
ひとめぼれしなくても、どこかピンとこなくても
カートに入れてしまいやすい。
「買ったら着るかな〜」
なんて思うけれど、否。
買っても着ない。
ひとめぼれしていないものは着ない確率が高いのだ。経験済。
わたしはひとめぼれをするのを待っている。
ひとめぼれをして
気持ち良く買って、気持ち良く身につけたい。
きっといつかやってくる、ひとめぼれ待ち。
そして。
その時はやってきた。
ついさっきポチっとボタンを押した。
見た瞬間にこれ!と思えたし、お値段も手頃。
こうして届くまでの間を楽しみに過ごし、届いてからは服を着て楽しむのだ。
(わたしの服はネットショッピング率100%)
(自身のサイズは完璧に把握している、はず)
ああ、気持ち良い。小さな幸せ。
ひとめぼれ待ちして良かった。
似合ってたらいいな。
こっちは「瞳惚れ」ステキなタイトル。