一年一組のそっくりさん
絵本売り場に行くと必ず手に取る作家さんがいる。
ヨシタケシンスケさん。
わたしが、崇拝している作家さんだ。
ヨシタケシンスケさんの絵本はあたたかい。
包容力の塊で、子どもの全ての行動や思考を肯定してくれるような感じがする。
子どもの気持ちを忘れず、あたたかい親の目線も持っていて、きっと頭の柔らかい方なのだと思う。
そんなヨシタケシンスケさんの大ファンであるわたしは
ちょこちょこ絵本を集めている。
表向きは子どものためなのだが
本当は自分のために。
自分のために、いつか全部揃えたいという野望を持っている。
先日、本屋へ行ったときにある本が目に止まった。
「一年一組 せんせい あのね」
来年小学生になる次男のためにと購入した。
しかし、正確に言うとこれはヨシタケシンスケさんの本ではなかった。
どうやら勘違いして買ってしまったようだ。
この本の詩は全て、”鹿島和夫さん”が担任したクラスの生徒達が書いたもの。
その詩に合わせてヨシタケシンスケさんが挿絵を描いていた。
わたしのおっちょこちょいによってわが家に来た本だったが
とても良い本だった。
子供たちの想像力がいっぱいの文章は
思わず笑ってしまうものから
痛いとこ突かれたもの
興味深い視点で書かれたものが満載で、ヨシタケシンスケさんの絵にとてもマッチする。
その中から気になるものを抜粋したので
ぜひ見てほしいです。
(ネタバレありです)
こんな感じで54名の詩が載っていた。
子どもの視点は純粋でまっすぐだ。
ごめんねと思うような大人の事情も、子どもから見たら純粋に不思議なのだ。
鹿島和夫さんもきっと素敵な先生なのだろうな。
共感するところも多かったわたしは
一年一組にそっくりさんがいるようだった。
おもしろいので気になる方はぜひ読んでみてください。
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