沼らせドリンク、冷蔵庫の炭酸飲料。
こんなにも毎日暑いとすぐに冷蔵庫に手が伸びてしまう。あっちぃ、あっちぃと言っては後方にある冷蔵庫をふと見つめてしまうのは、この季節には仕方のないことではないだろうか。
特に、暑い外から帰宅した瞬間が一番欲している。
帰宅する前から何を飲むかが決まっているときは、ノールックで冷蔵庫を開け、取り出し、コップへ注ぐ。トプププ。。シュワー。
わが家の冷蔵庫には飲み物を入れている場所が2カ所ある。本来は観音開きのドアポケットのみのはずが、そこだけでは収まりきらず、一番下に位置する野菜室にまで侵入しているのが現状だ。
ドアポケットには
わが家の中では「定番」と言えるであろう、皆がよく飲むものが堂々と鎮座している。
牛乳、豆乳、アイスコーヒー、麦茶。
これらはわが家における定番であり、年間を通して存在している。わたしは秋になるとホットコーヒーにチェンジするのだが夫は真冬になるまでアイスコーヒーを飲む人である。内蔵冷えるで、と忠告するのだけれども暑いから仕方ないとのこと。んー、まあ、仕方ないか。
野菜室には「特別」なものが入っている。
家族全員がここは特別であることを周知しているので、開けるときはウキウキしている。きっと冒険の末に発見した宝箱のように、発光して見えているに違いない。
大人用には缶ビールとハイボールを割るための炭酸水。お酒の欠かせないわが家にはとても必要なものであり、週末のごほうびだ。
そして子どもたちの特別も。
ジュースはあまり常備していないのだが、カルピスだけは特別に置いている。
水で割っても良し、ハイボールにも使用している炭酸水で割っても良し。急な“お子さま来客”にも対応できるので、常備していると助かるのだ。
ジュースは常備していないが、外出先で買うことがある。自販機の前で「どれ飲む?」と聞くと、100%の確率で炭酸飲料を選ぶ長男。それを見て真似をしはじめた次男は炭酸歴1年ちょい。1年ちょいにもかかわらず、三ツ矢サイダーやらメロンソーダやら、顔までくちゃくちゃシュワシュワとさせて炭酸を飲んでいる。
外出先で飲みきらなかったジュースは家に持ち帰り、冷蔵庫の野菜室に保管する。そしてまたウキウキした気持ちで発光した野菜室を開けるのだ。
「炭酸よわなってるー」「あまーい」と言いながらシュワッとした顔でうれしそうに、おいしそうにゴクゴク飲むその姿は幸せそうで何より。
人はシュワシュワとした炭酸に魅了されている。
それはなぜか。
刺激を求めている?爽快感が欲しい?
刺激と爽やかさは対極にありそうなものなのに
違和感なく同居している炭酸飲料は、こんなに身近にもかかわらず実はものすごいポテンシャルを持つ飲み物なのだ。
(そんなことはとっくに知ってる)
これを人に置き換えてみたらと想像する。
身近なのに透明感ばつぐんで爽やかで刺激的。。
ちょっと待って、最高やん。沼るー。
わたしなんてチョロいもんで、落ちるの確定。
でもそんなん、みなさんも落ちますよね?シュワ
そんな沼らせドリンクの炭酸飲料。
わたしはここ何年かは美酢の炭酸水割りにハマっている。まとめ買いした美酢の色々な味を、刺激的で爽やかなものにして、ちょっと健康も意識しつつ楽しんでいるのだ。
今日は台風の影響でじめじめしている。
こんな日にもスカッと爽やかな刺激を求めて冷蔵庫を開ける。シュワ。沼。
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