僕がウエイトトレーニングをやめた理由
皆さんお久しぶりです。
伴裕斗です。
2024年シーズンから僕はウエイトトレーニングと遠投を一切ならないというひとつの決断をしました。
2024年シーズンに入る前のオフシーズン期間にウエイトトレーニングと遠投を一切しないと決めて、2024年シーズンは1年間通して10キロ以上の重りは一切持たずにシーズンを終えました。
野球はフィジカルスポーツではない
最大の理由として、
自分の中で『野球はフィジカルスポーツではない』という1つの持論があります。
サッカーやラグビーのような接触プレーも少なく、コンタクトスポーツでないうえに単にパワーの強い選手が成功するスポーツではないからです。
大谷選手や各種メジャーリーガーの方達はかなり大きいので昨今の野球界ではウエイトトレーニングを用いて体を大きくする、パワーを強くすることで速いボールを投げたり遠くへ飛ばそうとする選手が多く見られます。
確かに体を大きくして成功した選手も多くいます。しかし、僕が着目したのは
なぜ昔の選手たちはウエイトトレーニングをしていないのにも関わらずあんなに速い球が投げられて遠くへ飛ぶんだろう。
こんな疑問でした。
確かにスピードガン表示での球速は昔に比べて速くなりましたけど、ボールの質や根本的なボールの速さは昔の人の方がいいようにも見えます。
現代の野球を否定しているつもりはありませんが、昔の選手に比べて長期離脱の怪我が増えたのも事実。昔の投手たちはあれだけのボールを投げながら中2日や3日での今では考えられないスケジュールの中で毎試合先発完投をしていたわけです。
そこで僕は
(ウエイトトレーニング要らなくないか?)
と思いました。それまで僕は大学4年生時のコロナ禍をきっかけにウエイトトレーニングの勉強をして4年間取り組んできていました。
それでも球速が爆発的に伸びたかと言われるとウエイトトレーニングをしていなかった大学時代と同じかそれ以下になっていたのも理由の一つです。
自分が理想とするピッチングとの相対性
自分が理想とするピッチングフォームというか感覚みたいなものがあって、高校生の時にお父さんに言われてからずっと目指しているものがあります。
『8割の力加減で140km/hを投げる!』
これを高校の時からずっと追い求めてきました。その中で当初僕は、ウエイトトレーニングで筋力をつけることで今までのベストボールが8割で出せる体作りを目指していました。
しかし、今にして思えば無駄な力を使わずに投げたいのにずっと力を入れっぱなしのトレーニングをしてたら「脱力の感覚」なんて分かるわけなかったのです。よく、『野球に繋がるトレーニング』と言いますが当時の僕は自分がやりたいことと逆のことをトレーニングしていたためにピッチングフォームを崩す結果になりました。
今、最重要にしてるトレーニング
ではウエイトトレーニングを辞めてどういうトレーニングをしているのか。
簡単に言えば【体幹トレーニング】です。
体幹トレーニングというとだいたいの人は腹筋をイメージすると思いますが、僕の考える体幹とは四肢以外の部分のことです。
腹筋はもちろん背筋や胸筋、肩のインターマッスルなどたくさんの筋肉が体幹にはあります。
体幹を構成し、僕がトレーニングで大切にしている筋肉を紹介します。
これらの筋肉をトレーニングしています。
ほとんどがインナーマッスルであるためトレーニングをしたからと言って目に見えるような成果はあまり感じられません(インナーマッスルなので体が大きくなる訳では無い)が、ピッチングにおいてはたくさん大きな効果があります。
地道なトレーニングですし、目に見える成果も分かりずらいトレーニングになりますのでなかなか継続には根気が必要になりますが自分のピッチング向上のために毎日地味トレしてます(笑)
以上が、今シーズン僕が『ウエイトトレーニングをやめた理由』です。
他にもまだまだ様々な理由がありますが、書くとえらいことになるので今回は大きなふたつの理由として書かせていただきました💦
今後も色んなコラムを書かせていただこうと思ってますので良かったらぜひご覧になってください。