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ハッピーエンド風バッドエンドとバッドエンド風ハッピーエンド
今日は「まどかマギカ」の話をしたいんですよね。
まぁまぁちょっと待ってよ。読んでってよ。知らなくても興味深くなるようにするから。
あんま細かい話はしないから。そもそも大事なのはディテールではなくて、お話の構造なんですよ。普遍的な話。ね、お願い。
記憶が曖昧すぎるのでテレビシリーズの終わり方から整理します。
魔女と戦う魔法少女の話です。
かつ魔女の正体は実は元魔法少女で、そもそも魔法少女は遅かれ
140字では語り尽くせぬ映画愛 : アベンジャーズの敵、こんな俳優がやってました。
『アイアンマン』から始まる、同じ世界観を共有するアメコミヒーロー映画群であるMCU(マーベルシネマティックユニバース)。
ヒーローというのは悪役ーヴィランーなしには存在できない。ヴィランの魅力は映画の善し悪しに直結する。それゆえヴィランには主役よりもギャラの高い大御所が配役されがち。
特にMCUは悪役の俳優が豪華。
MCUの悪役、実はこんな役もやってましたよね、という記事。
1.ジェフ・ブリッジ
140字では語りつくせぬ映画愛『ハリー・ポッターと同級生の私服』
ハリー・ポッターシリーズには『ハリー・ポッターと同級生の私服』などという作品は存在しない。
普段制服姿でしか見ることのない同級生の私服に若干ドキドキする、中高生に特有の現象についての話だが、皆さん経験あるだろうか。
入学して初めて大勢で遊びに行った際、あるいは修学旅行の宿で―。1.5倍増しでかわいく、かっこよく見える。「へぇ、アイツ私服あんな感じなんだ。」制服を脱いで久しいので記憶は曖昧だが、想
140字では語りつくせぬ映画愛:どこへ行くの『スターウォーズ』後編
前編では長々と『スターウォーズ』が「何の物語」なのかを述べたが、後編では『スターウォーズ』の主軸がこれまでの「スカイウォーカー家の物語」から新シリーズになって変容しつつある、という部分に話を進めよう。
まず旧作との最大の違いだが、主人公がスカイウォーカーの血を引いていない。もはやこれだけで「変容しつつある」なんていう生易しい言葉選びをせずとも断言して今回は終了で十分な気がしなくもない。しかし新シ
140字では語りつくせぬ映画愛:どこへ行くの『スターウォーズ』
『スターウォーズ』という作品は「ある銀河における善と悪との戦いの物語」ではない。『スターウォーズ』とは「スカイウォーカー家の血を巡る物語」である。
様々な考察や解説を読んだがこの手の内容のものをよく目にした。沖津も高1くらいの時にエピソード6にあたる『ジェダイの帰還』を観ていてその意識が顕在化した。なぜ『ジェダイの帰還』を観ていてそう感じたかは後述する。
今回はその『スターウォーズ』の定義がど
140字では語りつくせぬ映画愛 『チャーチル』と『ダンケルク』
『ウィンストン・チャーチル』観ましたか?沖津はどうしてもこの映画が観たくて半年の海外旅行の予定を延期しようか本気で悩んだほどで、結局日本では観なかったんですが、運よく行きの飛行機の中で観れました。結果的に日本公開より早く観ることごできてラッキーでした。
原題は『Darkest Hour』(最も暗い時代)なんですが、あんまり当時の切迫した状況を感じませんでした。チャーチルが首相になり、国を団結さ
140字では語りつくせぬ映画愛 第13回世界のロケ地~地球一周してきました~(後編)
地球一周中に出会った映画力の高い場所やモノを紹介します。前編はスターウォーズだけでしたが今回は色々あります。テンポよく行きましょう。
『天使と悪魔』ローマ-イタリア
『天使と悪魔』はザックリ言うと秘密結社イルミナティが1時間に1人ずつローマのどこかで行う殺人を主人公ラングドンがカトリック教会の歴史をヒントに防ごうというお話です。ローマではラングドンの事件解決の軌跡を辿って『天使と悪魔』に登場した
140字では語りつくせぬ映画愛 第11回『ランボー』ベトナム帰還兵の苦悩
1.ベトナム戦争とアメリカ映画
アメリカにおいては「ベトナム戦争」あるいは「ベトナム帰還兵」が映画のテーマとして選ばれることが少なくありません。大量の死者、現地人への殺戮、買春、理想と大義の揺らぎ、敗戦ー。アメリカ国民にとって忘れがたきこの負の歴史はこれを経験した者はもちろん見聞きした者にもなにかを主張させたり語らせたりするのに十分すぎるほど衝撃的なのでしょう。
ベトナム戦争及び帰還兵を描いた