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どうしてわざと間違えたことを言うの?

こんにちは、OKUです。

今回は、自閉症者がコミュニケーションに使う「言い間違え」についてお話します。

はじめに

自閉症児者の中で、いつも同じように間違えたことを言って、こちらが訂正するのを求めてくる方ってよくいませんか?

療育をされているお母さんはいかがですか?

けっこうピンときた方が多いと思います。


僕も、法人内の放課後デイに何日間か研修に行った際に、やたら間違えたことを何回も言ってくる子がいました。

小5くらいの男の子で、初対面の時に「先生は車を持ってますか?」と聞かれて、「持ってません」と答えました。そしたら、次から「先生は車持ってます!」と言いながら近づいてくるようになりました。そして、僕が「持ってません」というのを待っている様子でした。

その時は、自閉症の知識もなかったので、「絶対わざとやん。コイツめんどくさいな。舐めてんのかな。」とか思ったりしましたが、本人はニコニコ楽しそうにしていました。

実はこのわざと言い間違えることは、その子にとってはとても意味のあるコミュニケーションであり、決してひねくれているわけではありません。


筋が通ることが気持ちいい!

先日僕は、こういったツイートをしました。

わざと言い間違えて正してもらうことによって、彼らは筋の通ったやり取りをできることが気持ちよかったり、落ち着いたりするみたいです。

ボケとツッコミというか、会話のキャッチボールが成立して完結することに、彼らは喜びを感じています。


ここからは僕の推測なんですが、もともと自閉症者って、パズルのピースをピタッとはめるのが好きだったり、時間通りに動いている電車が好きだったり、ぬりえのように枠に収まるように創作したりすることが好きですよね。

先の見通しが立たないという障害の特性から、こういった見通しが立つ場面やコミュニケーション、終わりが想定できてきれいに完結する未来予想図を描けることに、とても安心できるんだと思います。

普段は、先のことがわからなくて、基本いつも恐怖におびえています。しかも、自分で自分をうまく操縦することもできません。


そんなわけで、親御さんや支援者の方々にとっては、何回も同じことを言わされて面倒くさいかもしれませんが、できる範囲でお付き合いいただけたら嬉しいです^^



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最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

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