ASDの適職探し

続かない仕事

これで何社目だろう?
一年以上は仕事が続くものの、組織変更や上司が変わったり仕事が変わると、続けるのがしんどくなる。
学生の恋愛のように数か月で別れているわけではないから続いている方かなと、なぞに学生たちの付き合った期間を引き合いに仕事が続いた期間を考えている。

ASDにとっては環境の変化はとてもつらいものがあると話を聞いたが私の場合は最悪だった。
まず、在宅から出社に切り替わったのだ。在宅はASDにとっては天国のようなもので、まず会社の人との雑談がないのが良い。ASDは雑談が苦手と言われるが、私もとても苦手で職場の人と何を話してよいのか分からない。ネットの人とは何時間でも話せるのに、なぜか職場の人とはあまり話せない。それに、ASDのせいか無意識に人を怒らせることがある。空気が読めてないせいだろうか、このせいで出社はASDにとって人間関係崩壊のリスクがあるように思う。

次に、これまでは成果さえ出してれば良かったものが、細かく管理されるようになった。上司も私も出社しているため、目が届きやすい。これまではのんびりと仕事をして、終わらない分は固定残業の範囲内でゆるやかにやっていた。それができなくなったのだ。進捗を管理され生産性が求められるようになった。ゆっくりのんびりとはいかなくなったのはかなりきつかった。

というわけで、ASDの私は仕事が続くわけでもなく、ダウン中の今なのだ。

仕事をしないと鬱になる

仕事が続かない私だが、仕事が嫌いなわけではない。もちろん特定の仕事には苦手なものもある。電話対応がその一つだ。しかし、パソコンに向かってメールを書いたり、事務仕事をしたりというのは好きである。逆に、何もしなくてぼんやりしているのが苦手なので、パソコンに向かって何かをしているのは精神安定につながっている。だから私は、仕事をしないと鬱になると思っている。

仕事探し

仕事をしないと鬱になるが、自分に合わない仕事に就くともっと鬱になる。かといって、やりたい仕事もない。ネットで自分に合った仕事探しについて調べていると気に入った答えを示してくれる記事があった。「やりたくないことから仕事を決める」。つまり、やりたくないことを書き出して、それに該当しない仕事を見つけることで自分に合った仕事が探せるというアプローチだ。

私の場合は、ASDのせいなのか、電話対応や飲み会、ゴルフといったものがとても苦手だ。特にゴルフはASDと併発する「発達性協調運動症」のせいか、とても苦手である。ゴルフだけでなく球技全般がダメ。電話もダメで、嫌すぎて電話をかけるのに躊躇し無駄に数十分を消費してしまう。そのほかにも、上司から監視されること、できないことをやれと言われることなど沢山合わないことが書き出せた。

では、やりたい仕事はというと、合わない仕事を回避できるものが合う仕事となる。電話対応が嫌なら、チャットやメールでこと済むもの。飲み会が嫌なら、完全リモートワークの会社にする。こういった感じで合わないものを回避していくと自分に合った職業が見つかる。

無理に自分の理想を描くときつくなるので、川に流される感じでたどり着いたところで生きていく。これが必要なようだ。