高齢社会に関する課題に対して、少し真面目に返答してみた。
真面目なことを書きたいという願望が生じ、質問を募りました!
で、今後の日本における大きな主軸になるような問題に関する質問を頂きました!
完全なる俺の独断と偏見で返答します!
質問内容はこちら。
これはリアルに超問題の大きな課題です。日本の存続にかかわります。
国が挙げてどうにかしようとしている課題であり、リハビリ職もこの課題に対して全力で立ち向かっているわけです。
人口推移や高齢者の割合等に関する詳しい情報はグーグルで検索してみてください。簡単にいうと、65歳以上の高齢化率が3割近くになっています。出生率は低下しており、高齢者ばかりで、働き世代が足りない時代に突入なわけです。様々な負担が、数少ない働き世代へとのしかかってきます。世界が経験したことのない高齢社会に日本は突入しているのです。
2025年に団塊の世代の方々が後期高齢者になります。つまり75歳以上が増えるわけです。これの何が問題かというと、65歳ではなく、75歳以上から、人は介護を必要とするような病気や障害を患いやすくなるのです。つまり、医療費や介護保険といった費用(保険料と税金)で、財政を圧迫します、今まで以上に。やばいくらい。
そうなるとやばいので、リハビリ職(もちろん市町村や県、他の多くの関連団体も)は頑張って予防分野でのリハビリを展開しています。病気や障害を患う前に、予防することで、なるべく医療保険や介護保険を使用しないようにする狙いがあります。
人材の不足や財源の不足、これが大きな問題です。そのため、介護保険分野で働く職種以外にはあまり浸透していないようですが、地域包括ケアシステムといって、住み慣れた地域で安心して生活ができるように、主に自助・互助を用いて頑張ろうぜ的な取り組みがされています。公民館活動や専門職が派遣されて、地域の方々が健康に安心して生活ができるような小さな活動が行われています。が、みなさんご存じ、コロナの影響にて人との交流の機会が激減し、地域活動的なものは大幅に減ってしまいました。最近では復活傾向でありましたが、再度コロナの波が来て、開催を見送っているところが多くあります。この地域活動はQOLの向上に少なからず繋がっていたと思われます。質問にもあるように、限られたリソースでQOLを高めるために、多くの団体が努力してきました。有志で行っていることが多く、利益なしで、ボランティアのような形で頑張っている場合も多いです。これはね、ホントやる気のある人の努力で成り立っている感じはあります。病院や施設としても、派遣しても利益にならないどころか、派遣した分、リハビリの単位とか取れなくなるので。。赤字ですもんね。場合によっては多少お金お出るようですが、リハビリで加算とった方が利益はいいと思います。
そもそも、介護保険制度が問題です。
なぜなら、リハビリを行い、利用者の状態が改善すると、介護度が下がります。介護度が下がると、利用できるサービスが減ります。また、利用者の介護度が下がると、施設の利益となる基本料金も減ってしまいます。介護度が高い方が基本料金が高いので。介護保険を利用している多くの方は、サービスありきでなんとか生活が成り立っているわけです。なので、少し動けるようになったくらいで、介護度が下がってサービスの枠が減ると、生活ができなくなるわけです。施設としても、一生懸命リハビリを提供して、利用者が良くなったら、逆に利益が減るのです。なので、認定調査のときに、嘘の返答や嘘の動きを調査委員に見せ、少しでも介護度が重く認定されるように演じる利用者がでてくるでわけです。こんなの、永遠に国の出費が増え続けるだけです。それを若い世代が今後負担しまくるのです。
質問者さんの提示した課題を解決するには、個人的には、そもそも子どもが増えないと解決しないと考えています。(納税者が増える必要がある、減る一方では無理)。でもそれが難しいですもんね。。。。
また、自分は介護保険分野で働いており、そこからお給料を頂いている身ですのであまり文句は言えないのですが、介護保険をもっと成果報酬型に変える必要があると思います。「何をしたから報酬を貰える」、ではなく、「結果を出したから報酬を貰える」システムに変える必要があると思います。介護保険自体が財政を圧迫しているので、フォーマルサービスではありますが、もう少し民間企業ばりに争わせてもいい気がします。なかなか難しいですけどね、リハビリ自体が何をもって成果とするかもあいまいですし。
あと、あまり言うと怒られますが、日本人の寿命が延びすぎなのです。
昔のようにピンピンコロリが良かったのかもしれません。
寿命が延びるのは良いことですが、健康寿命が延びないと意味がないのです。健康寿命は短いのに、寝たきりや認知症の期間の寿命が長いと、ずっと誰かが負担を強いられることになるのです。もちろん、健康寿命を延ばすための活動も多くあり、様々な団体が努力していますけどね。
生かされているだけなのか、自分の人生を生きているのか
私たちは生かす協力ではなく、その人が自分の人生をいかにして生き抜くか(介護の必要性の有無は関係なく)、この協力をするべきだと思います。
あとは、シンプルに高齢の方々が、スマホを使いこなせれば、何かと便利だと思います。スマホ一つで、生活品を注文できますし、助けも呼べるし、ユーチューブで体操も見れるし、人とのつながりも持てるので。昔ながらの地域活動に力をいれることも大事ですが、うまく今の時代に適応できるように手伝いをする取り組みも必要な気がします。スマホとか、その他もろもろのことが、もっと高齢者でもわかるくらい簡単になるといいですけどね!
ちょっと文章が読みにくくてすいません。
他にも述べたいことが山ほどあるのですが、ありすぎて、うまく整理できなかったので、いったん区切りをつけます(笑
Tsukasaさん、いつか俺と一緒に何か開発しませんか? 本気で(笑
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