#5 奈良県内の赤線と青線白線
昭和32年前後、奈良県の赤線地帯は奈良市内の木辻と郡山の岡町、洞泉寺の3箇所のみである。それ以外の地域は青線白線といわれ、非合法で性売買が行われている地域となる。奈良では芸妓街のあった南市などもそのひとつだったようで、そのほかにも大和八木や五條、十津川にも青線・白線があったという。今回はそういった、売春防止法施行前の赤線を取り巻く状況、人の流れなどを見ていきたい。まずは、青線地帯の様子について、昭和32年9月の記事を紹介する。
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