【ソフビ制作 粘土造形編 ⑨】きゅうかっぱ粘土原型 完成編その1〜サーフェイサーを噴射してソフビ粘土原型の仕上げ工程開始!ソフビ粘土造形その⑨
ソフ研!粘土造形編 vol.9
第2弾スタート!
さて、今回から第2シーズンに突入いたします、『ソフビ粘土造形編』!これまでは、形を作って粘土を盛って、焼いて、ヤスリ掛けして、また粘土を盛って、焼いて…を繰り返してきました。
そして、造形を家に持ち帰り、削って、盛って、修正して…を繰り返して持って来た物がこちら!!
今回から始まる第2弾は、『仕上げ』として進めていきたいと思います!本当に完成するのか!?
3つの仕上げ工程!
第1に『サフ』を吹いていきます!サフとは、『サーフェイサー』の略。薄く溶いたパテをスプレー缶に入れた物ですね。
大体「完成に近づいたな~!」と思うと、キズやデコボコを分かりやすくする為に、サーフェイサーを吹きかけるとマットなグレーになります。それでキズやデコボコが目立って見えるので、修正箇所がハッキリ見えるという、とっても便利で万能な必須アイテムです。
そう、またヤスリの出番です!!ww
第2に、サーフェイサー(以後「サフ」)を吹いて、ベースが完璧だと思ったら、細かな部分を仕上げていきます。この場合、きゅうかっぱの甲羅の模様とか、顔とか…。
第3で、『粘土原型完成』!!よ~やくここで『完成』となります!ですが、この第2弾のどこで完成になるのかは、見てのお楽しみ…と言う事で…( ̄ー ̄)ニヤリ
この3つに挑戦!
さて、まず始めはサフ吹きから。
今回は500を使います。数字が大きければ大きい程、目が細かくなります。サンドペーパーと同じですね。目が細かくなる程ツルツルになる、という…。
削ってなんぼの造形道。頑張らなくては!!
サフはシンナーを使っているので、使用するにあたっては換気の良い外で行ってください。
段ボール箱の中に紙を敷いて、その中でスプレーしてください。
間着部分に穴を開けるのが普通みたいですが、準備不足で今回は開けずに、割りばしに両面テープを付けて間着部分を張り付けて作業をしていきます。
手で持っていると指紋が付いてしまったり、手にサフが掛かったりで、後始末が大変になる!
ちょっとした穴を開けるだけでもいいんですね!竹串を刺せる位の穴で充分です。両面テープだと、余計なあなを開けなくて済む!そう、どうせ埋めるのだから!!ww
さて、ちょっとは準備が出来たので、サフを吹きかけます。
段ボールの中に、『横切る様に』吹きかける!
吹き始めは直接当てると、玉になっている恐れがあるので!サフが!
そして、厚吹きをしない事。表面しか乾かなくて、中が乾かないらしいです。均一に、「シャー!シャー!」と吹きかけるんですね。一回吹いたら角度を変えて、吹く!
*絶対に換気しながら行ってください!
匂いが充満して、凄いです…ww
エアーブースがあれば、そこでやってくださいね!ww
サフは基本、5分~10分で乾きます。
サフ後は乾かして、そして…そう!削ります!!
削りながら、ヒビ割れなどをパテを盛って修正していきます。
さて、削りに入りましょうか!
サフでキズや凹凸が鮮明に見え、修正部分が明確にわかる様になりました。なので、そこを中心にヤスリをかけていきます。
ヤスリかけは止まらない…
今回は、キムラ先生の鉄ヤスリをお借りして、削ってみたいと思います。
サフの色は薄めのグレーなので、下になっているスカルピーの色より薄いので、削っていくと一目瞭然です。
そしてヤスリは、粗い物から始めて、段々と細かい目のヤスリに変えていきます。
サフは、薄めたパテなので、細かいキズなどを埋めてくれるのもいいですね!
そして削るのは、サフを吹いた所が取れて、滑らかになるようにひたすら削ります。
サフは、プラモデルの塗装の下地に使う事が多いのですが、ソフビ原型に使うときずを埋めてくれるので便利です!そして、削りの目印となるので便利です!
鉄のヤスリは削りやすい!!ルーターも使えるのですが、削り過ぎてしまうので危険です。疲れないけど…ww
造形の6~7割は削る!怖い位に削ります!削ってナンボの世界ですからね!!w
大分ツルツルにはなってきましたが、窪みを発見!
サフが残って、周りが削られています。窪んでいる証拠。そこをさらに削ります。
サフを削りきる位まで削ります。
大変だ~…w
そして、それを何度も繰り返す!
た~いへ~んだ~!!ww
鉄ヤスリは良いのですが、削り痕が残りやすいので、そこも注意!その削り痕を消す為に、柔らかいヤスリを使います。
ちゃんと覚えておかないと、金型にする時大変な事に…。
スパルピーを盛っている段階で、つるつるにしておけば時間を短縮できる、との事。
何でも最初が決め手ですね。
時間をかけてでも、原型の時点で時間をかけて、自分が納得いくまで修正する事が大事ですね。
実際、このきゅうかっぱも可愛く感じて、愛着が湧いてしまっています。
さて、サフ後に削りに削ったきゅうかっぱがこちら。
サフとスカルピーの色がハッキリわかりますね。スゴイ!
今回はここまで!次回は何をするのでしょうか?!