『古事記』と日本史教科書の共通点 無意識へのメッセージ
国の歴史は権力者の都合の良いように書かれることがよくあります。では、日本の権力者は誰でしょうか?天皇でしょうか、それとも戦勝国のアメリカでしょうか?
『古事記』は天武天皇の命令で編纂され、天皇家の正統性を確立し、その血統の神聖さを強調することを目的としています。編纂は太安万侶が中心となって行われましたが、背後には当時の権力者である藤原不比等の影響があったとされています。
興味深いことに、『古事記』には日本の象徴である富士山の記述が一切登場しません。これは富士信仰が藤原家にとって不都合だったため、意図的に記述を避けたという説があります。
同様に、現代の日本史の教科書も文部科学省の影響を受けていると考えられます。文部科学省の内部、あるいは背後には現在の権力者の影響が存在するでしょう。日本史の教科書は非常に重要なものであり、日本人の無意識に特定のメッセージ(権力者の意図や価値観)を植え付ける役割を果たしています。教科書には表向きの目的と裏にある目的が存在し、これらを意識しながら読むことが重要です。
日本史の教科書には『古事記』における富士信仰のように、意図的に記述されていない出来事もあるでしょう。何が載せられ、何が載せられていないのかを考えることも重要です。教科書が誰にとって都合よく書かれているのかを考えながら読むことによって、見えてくるものがあるのではないでしょうか。
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