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プロセス神学における動的な神概念

1. 不完全性の神

プロセス神学における神は、一般的なキリスト教の神概念とは異なり、不完全性を持つ存在とされます。神は自己を開示し、創造の過程で成長し続けるため、絶対的な不変性を持たないとされます。この視点では、神は宇宙と関わり合いながら、他者との相互作用によって変化し、進化する存在と見なされています。したがって、プロセス神学の神は動的であり、時間や関係性を通じて影響を受ける存在と理解されています。

2. 人格神としての神

プロセス神学において、神は自己を開示する方法として、創造物との関係を通じて進化的に現れるとされます。神は宇宙の中での出来事やプロセスに影響を受けながら、創造的な力として働きます。このため、プロセス神学の神は人格神と見なされることが多いです。つまり、神は意識を持ち、感情や意志を持つ存在であり、他者との関係を通じて自己を表現し、成長する存在と考えられています。

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