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ラストメッセージ(6)キックボードで半世紀前にタイムスリップ
(English at the bottom)
〔末期ガンをサーフするⅢ〕
数日前にボイスパフォーマーの徳久ウイリアムくんとMariの3人でお昼ご飯を食べに行こうということになって、近所の店まで歩いて行った。
距離にして300メートルもないくらいの、ごく近所のイタリアンレストランだった。
そんな近距離にも関わらず、このところ痛み止めの薬の効きめが悪くなっていた私にとっては、歩いて行くにはかな
現代朗読ゼミはオンラインでもやれるのだ
この週末、東京都に外出自粛の要請が出た。
首都封鎖すなわちロックダウンという事態を回避するための要請だという。
やむをえない事態だろうと思う。
日本はまだ踏みとどまっているが、世界に目を移せば大変な事態になっている国が多い。
海外在住の友人らからの生の声を聞く機会もあるが、いずれもかなり深刻な事態になっているように思う。
日本もそのような事態を避けられないかもしれないが、回避するための対策は必要だ
ラストメッセージ(4)ガンと闘うな、痛みと仲良くなれ
〔末期ガンをサーフする3〕
ステージⅣの食道ガンが見つかって10か月がたとうとしている。
先日は市役所に出すための介護保険の申請書を書いたが、病名を「末期ガン」と記入した。
「末期」である。
このあとはない、ということだ。
担当医とも当初から「根治をめざさない」という方針で同意し、そういう方向で治療をすすめてきた。
治療といっても、ガン根治が目的ではなく、日常生活ができるかぎり快適にすごせるよ
ラストメッセージ(3)命の祭は解脱(げだつ)の対極にある
〔末期ガンをサーフする3〕
多くの人がいまの時代や社会情勢に不安や生きづらさを覚えている。
それを解消するためのさまざまな講座やワークショップ、合宿が多く開催されていて、どれも人気だ。
そういうイベントにやってくる人はなにをもとめているのだろうか。
私の経験では、多くの人が「心の平安」「動じない強さ」「怒りや不安のコントロール」といったことを求めているような気がする。
私が末期ガンを告げられ
自分ができることの限界が見えてくるとき
一昨日から昨日にかけてかなり体調がわるく、ほとんどなにもできなかった。
私のものではないけどアウトドア用のリクライニングチェアがあるので、それを貸してもらってほとんど寝ているような状態で座っていることはできる。
ベッドにはいっても腰をのばした状態で仰向けでいることはできないので、横向きになっているしかないのだが、この椅子だと仰向けでいられるので、手仕事ができる。
編物とか、タブレットやパソコンの画
ラストメッセージ(2)現代社会を生きる私に必要なもの
〔末期ガンをサーフする3〕
人が生きていくために必要なものやコトはたくさんあるけれど、ここでは末期ガン患者である私が個人的に切実に必要で大切であると判別したことを書いておきたい。
自分の生の限界が数か月後だと明らかになったとき、人はなにを大切に思うだろうか、という話だ。
いうまでもないけれど、モノなどどうでもいい。
モノや財産など、いくら持っていても、最後の日々はちっとも豊かにならないし、まし
ラストメッセージ(1)古井由吉を知っていますか?
〔末期ガンをサーフする3〕
筒井康隆先生の「偽文士日記」で知ったのだが、息子さんの筒井伸輔さんがこの二月に食道ガンで亡くなったそうだ。
大変気の毒なことだ。
筒井先生には私は小説家デビューのときに思いがけず恩を受けたことがあって、その後商業エンタテインメント小説の世界で大成できなかったことを申し訳なく感じている唯一の方だ。
もっとも、先生のほうでは私のことは覚えておられないだろうと思うが。
息
サイコーのガン治療の場「ひよめき塾」
ストレスを抑え、好きなことをしてすごすことが、ガンの治療法として相当効果的であることはたしからしい。
医学的エビデンスがどの程度あるものかは知らないが、ともかく、自分の好きなことをしてすごしたり、信頼できる仲間と楽しんだりすることは、まちがいなく気分がよく、体調も上昇することは実感できる。
とくにバカ話でだれに遠慮することなく笑いあったり、腹をかかえて爆笑するのは元気になるし、なによりまちがいなく
小説家の原稿用紙としてのエディター「OmmWriter」
最初期の一太郎からはじまって、数え切れないほどのワープロやエディターソフトを試してきた。
ワープロ専用機を何台か使ったこともあるが、コンピューターソフトのほうが好きだった。
いまでも定番の「Emacs」や「秀丸エディタ」、「MIFES」「VZエディタ」から「WZエディタ」と渡りあるいて、現在はMacBookにいくつかのテキストエディタがインストールしてあって、シチュエーションに応じて使い分けてい
大きなニーズ「ひとくぎり(あるいはけじめ)」が満たされた3日間
NVCのニーズリストには見かけないかもしれないが、私にとっては大事なニーズのひとつに「ひとくぎりのニーズ」というものがある。
「けじめのニーズ」といいかえてもいい。
なにごとかをやりかけていて、それが中途半端ではなくきちんと最後までやり終え、けじめがつくこと。
まだけじめがつかなくて中途半端になっているなにかがあると、気になる。
心のどこかに引っかかって、気持ちわるい。
そういう経験はないだろ
放射線治療中の食事・食欲事情
2クールめとなる放射線照射治療の全10回が先週からスタートして、今日で6回めだった。
前回もそうだったが、放射線治療中は体調が乱高下する。
今回はスタートして2日めですでにかなりきつくなり、痛み止め薬の服用もあいまって起きていられない日が2日くらいつづいた。
食欲も低下して、あまり食べられない。
かるい嘔吐感がずっとつづいている。
が、土日月と3連続で休みだったので、そのあいだはすこし回復した。
体調不良だけどマインドフルネスとNVCについて伝えたいことがある
夜は起きていられなくて10時になると薬を飲んでベッドにはいってしまう。
しばらくぐずぐずしているが、遅くても11時には眠りにつく。
薬がきれて2時か3時に痛みで目がさめる。
薬を飲んでもう1度眠りにつく。
しばらくぐずぐずするが、たいていはなんとか眠れる。
案外熟睡はできているのかもしれないと思う。
が、朝方5時すぎか6時ごろには、ふたたび痛みで目がさめて、薬を飲んだら、もう眠れない。
起きてし
自分の痛みは人にはわからないし人の痛みも私にはわからない
食道ガンの転移による腰痛と腹痛がひどくなって、だんだんできることが限られてきた。
まず運動ができない。
これは困る。
かるい運動もやりにくい。
たとえばウォーキング。
みじかい距離でも、歩くのが大変だ。
痛み止めがあるていど効いていると、しばらくは歩きはじめられるのだが、やがて腰痛と腹痛におそわれ、立ちどまらざるをえなくなる。
身体をまげて、痛みをしばらくやりすごす。
身体をのばした状態でいる
放射線照射治療ふたたび
木曜日に多摩総合医療センターに行って、消化器外科と診療放射線科のそれぞれの担当医の診察を受けてきた。
去年10月から常用している痛み止め薬が効かなくなってきているので、薬を変える検討をすることになった。
多摩センターは終末医療の機能がないので、すでに連絡をしてある国立さくら病院に緩和ケアのお願いをすることになり、手続き上紹介状をあらためて書いてもらった。
それとは別に、放射線治療の余地がまだあ