母とジャガイモ

栄養の大切さを患者さんに伝えている私


昔はなんでも食べ、栄養を気にしなくても、丈夫で、

風邪をひいたら一晩で治ったし、子供も4人産んで何ともなかったし、仕事もやめずにず~~っと続けてきたし

本当に、身体は丈夫でした


ただ、子育て忙しい時も仕事は休まず毎日やっていて、

ある時ずっと体がだるく、検査したら(私は臨床検査技師として病院勤務してました( ´∀` )

なんとCRPが10以上!
ちなみにCRPとは、炎症の時に指標になる項目で正常値は0.3ミリ以下!


その数値を見て、看護師長が「入院するレベルやけど・・・」と言ったのを忘れられない

それだけ私は、自覚症状が乏しい、というか自分の身体を見向きもしない、とんでもない人間でした!


仕事一番、子育てはその次、だったような気がする


それが、旦那と一緒に鍼灸院で仕事しだして、

薬で良くならない病がた~~~くさんで、どっちかっていうとその方が多い!

そして、どうしていいかわかんない人もいっぱいいて、

そんな人が鍼灸で良くなっていくのを毎日見るうちに

体の不思議、心とのつながりを実感し、

最終的に「体に意識を向けること、感謝することの大事さを知って、

自然の中の一つであることを意識して生きることが一番、身体の自己治癒力を高めるのだ」

と思い至ったのです


そんな中で、この2年くらいの間に

私の母親のボケ症状が始まりました


私がお金を盗んだとか、長女が何か盗んだとか言い出しました


私は、母親を病院に入院させたり、薬を飲ませたりしたくない

なぜかというと、けっして良くならないし、余計悪くなることを知っているからです


でも、母親が変な事を言うと私もぶち切れてしまう


そんなことをしても母が良くなるはずもないのに、私は母を怒鳴ってしまう


でも、もういい加減そんなことはやめようって決めたんです

それは私が一番そんな私がいやだからだし、

家族がそんな私を見ていて、良い影響を与えないし、

人間ボケたら、いや、年とったら大変で、いっしょにいたくないわ~~~って思うのってあかんやろう

って思ったからです

年を取るのは自然やから


自然現象をありのままに受け入れ、付き合っていく姿勢が、子供たちに必ず役に立つと思ったから


だから私は、母にとって何をするのが一番いいかを考えました

それが一緒に畑をすることだったんです


母の楽しみは「畑」

とても上手に野菜を作るんです。

私は母親が好きではなかったから、畑を一緒にするなんてとんでもない!

事なんです

でも決めたので、一緒に畑に行きました


そして、ジャガイモを一緒に植えたんです!!!

生れて初めての経験


土は優しいし、温かかったです


人の健康は自然の中ではぐくまれます

それは土と触れたらより一層よくわかるし、

何より食べ物はそれをまさに表しています


それを私は医療と共に患者さんに伝えて行けたらと思っています


さて、時々私の畑物語を書いていこうと思います

母のことも。

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