青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第18話
タオルを巻いた姿で加恵がベッドにもどると
「できたよ、これ、ちょっと見てみて」
浅田は編集した動画を声をはずませて見せた。
その声と表情は少年のようだった。なんか珍しい昆虫でもみつけて、それを仲間に見せるような。
加恵はスルリとバスタオルを落とし、浅田の背中からスマホの画面を覗いた。
胸が浅田の背中にあたる。
画面では、浅田が加恵の足をひらき腰をあてているところだった。
浅田「入れるよ」
加恵はやさしくうなずく
加恵は携帯をまたスルリと奪い、キスをした。
奈良あひる
田中屋の少年雑記で別作品寄稿しています。