【ご報告】JAPAN EC大賞 2021 ”総合大賞”を受賞しました。
2022年1月17日、日本通販CRM協会主催「JAPAN EC大賞 2021」において”総合大賞”というグランプリを受賞しました。
JAPAN EC大賞 とは、EC通販業界を市場規模の拡大だけではなく、日本の代表として世界に誇れる産業として発展させていくことを実現するために、プロの視点をもったEC通販業界(支援企業も含む)の1,000人がリスペクトしているEC通販企業を選ぶアワードです。
今の気持ちは正直に言うと驚きの方が大きく、喜べるほどの実感がありません。そんな中でnoteを書く理由は、今の気持ちではなく、これからの所信表明によって自分の覚悟を固めたいなって思ったからです。
選択肢を増やしたい。
2021年に受賞したからと言って、2021年に特別なことをした訳ではありません。今まで積み重ねてきたこと。それは自分が入社する前からいた先輩たちから受け継がれてきた「ていねい通販らしさ」を貫いてきた結果だと思います。
「らしさとは何か?」と聞かれたらこう答えます。
「されたら嬉しいことをする。その逆はしない」
このすごくシンプルなことを一日一日積み重ねていく中で、想いに共感してくださるお客様やビジネスパートナーさんが増え、「ていねい通販らしさ」が深まっていったように思います。
ただなぜ今受賞できたのか?を考えたると「時代に合ってきた」のだと思います。それは世の中が商いに「優しさ」を求め始めたとも言えます。
商いにおける「優しさ」とは、経済成長を前提にせずに、人や社会に良いことを選択することだと認識しているのですが、そういった企業が増えたり、注目を浴びている印象があります。例えば2019年に企業理念を「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」に一新したパタゴニアが注目されてきたのも「優しさ」を選択する企業姿勢への共感の高さの現れのように思います。
実際、多くのビジネスパーソンに会ってきましたが、その方々のほとんどが今までのモノの売り方や人との関わり方に疑問を持っている方ばかりでした。ただ変わりたいと思ってはいるものの、効率を追い求めざるを得ない環境によってその気持ちを横に置いている印象でした。そしてその「変わりたい」気持ちの根底に僕は「優しい気持ち」を感じていました。
今からの発言が身の丈を超えていることを先に謝っておきます。申し訳ありません。
僕は自分達ていねい通販のことを「優しさ代表」だと思っています。折れる訳にはいかないです。屈する訳にはいかないんです。ビジネスだからと効率を優先させるとか、社会人だからと気持ちを抑え込むってことを選びたくないんです。だって「優しさ代表」の意地があるから。どっちが正しいとか間違っているではありません。ただ、優しさを追求することが「キレイゴト」と呼ばれビジネスの外に置いやられるのは嫌なんです。「こういう選択肢もあるんだぞ!」って。それが、僕たちのことを応援してくれたり、時に参考にしてくださる方々の希望にすらなると思っているからです。
きっと今もどこかでもがいている人達がいるはず。そんな人が僕たちの活動を見てくださることによって心のど真ん中にある「優しい気持ち」を大切にするきっかけになれたら、これ以上嬉しいことはありません。
業界に恩返しをしたい
偉そうですみません。ただ、僕ら自身も業界の先人の方から受け継いだことばかりなんです。素敵な会社がたくさんあって、その背中を追いかけてきたから今があるわけです。
少し説明させてもらうと僕らが所属する業界は「単品通販業界」と呼ばれるのですが、この業界は知識をシェアし合うという文化があります。顧客対応のノウハウや管理システムの方法、商品作りの基礎・・・ありとあらゆる情報をシェアし合うことで発展した業界です。業界の中で競い合うことより、業界を発展させることでみんなで成長してきたのです。
その恩恵を得てきた僕らですから、次は自分たちが業界に恩返しするように知恵や知識をシェアできたらと思っています。売上は決して大きくはありませんが、小さくもありません。D2Cモデルという新たなビジネスモデルが生まれた今では僕たちの知見が役に立つ機会も増えました。スタート時の企業はどうしても新規獲得に人もお金も集中します。そうすると顧客との関係作りがどうしても後回しになり、せっかく良い商品だったとしても、顧客満足に繋がらないことが起きるのは当たり前です。さらにその中で直接的な利益に繋がりにくいCRMでPDCAを回すなんて不可能に近いのもわかります。だから少しだけ前を走る企業としては、お裾分けできたら良いなと思っています。
実際、僕たちがシェアした情報で、会社で新たな挑戦ができたとおっしゃってくださる人もいて、それがすごく嬉しかったりします。そしてそれこそていねい通販らしさである「されたら嬉しいことをする。」に尽きるのかと思います。
さいごに
今回の賞は、多くの方々の投票によって実現しました。お会いしたことがある人もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃることだと思います。そのためお礼を届ける機会がないので、この場で言わせていただければと思います。
本当にありがとうございます。
また今回の賞に限らず、商品を手にとっていただいたり、SNSでの拡散や身近な方々へのご紹介、そういった積み重ねによって「ていねい通販」が今のブランドに育っていけたと思っています。
これからも「応援していてよかった」と思っていただけるように、さらなるチャレンジをしていきます。
それでは引き続きよろしくお願いします。
戸田良輝
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