MRから病院薬剤師に転職した結果。薬剤部の組織を変えたいと戦い、去っていった話。
こんばんは!ゆうきのこです。
とっても久しぶりのnoteの更新になります。
私はMRから1年の病院薬剤師生活を経て、現在は薬局薬剤師として働いています。
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なぜ久しぶりにnoteを更新しようと思ったか。
この経験を記録に残したい!そんな純粋な想いからです。
僕が病院から薬局に転職して2年が経とうしていますが、今頃になって病院時代に本気で取り組んだ事に結果がもたらされました。
正直、望んだ結果ではありませんでした。
僕が本気で取り組んだ事とは、人間関係が完璧に崩壊した薬剤部の立て直し、組織作りです。
人間関係が崩壊した薬剤部とわかっていて転職したのか?
そんなわけありません。入社してみてびっくりしました。男性の薬剤師と女性の薬剤師で完全な対立があり、業務に支障が出るほどでした。
新人という立場からするととても辛かったです。なぜなら女性の薬剤師に教えてもらった内容で業務を進めていると、男性の薬剤師から「そのやり方誰に教わった?」「◯◯(女性薬剤師)から教わったでしょ?こっちのやり方のほうがいいよ」と指摘が…
結局、女性薬剤師の前と男性薬剤師の前でそれぞれ違うやり方で業務を実行するしかなく、周りばかり気になってすごいストレスでした。
僕はどちらともコミュニケーションを取れるので、いつしか伝書鳩みたいな役割も担っていました。
薬局内で喧嘩が起こることもありました。女性薬剤師が泣いて職場から出ていったり、男性薬剤師が物に当たったり…
こう書いていると男性薬剤師が一方的に悪いように感じるかもしれませんが、男性薬剤師が新人で入ったときに女性薬剤師から嫌がらせを受けたと語っていました。
そして一番の悪は薬剤部長がマネジメントを放棄し、プライベートでも良くしている男性薬剤師の肩ばかりもつことでした。
薬剤部長は女性薬剤師のことが苦手と言っていました。管理職がそれを言ったらおしまいだろという感じで、人間関係が破綻している現状から目を背けているようにしか見えませんでした。
薬剤部長はビジョンもなければマネジメントもしない。目の前の対応だけに追われる薬剤部でした。
スタッフも薬剤部長のこの態度に諦めて、いざこざがあるのに仕方がないと我慢していました。
そこで私はこのままでは終われない!と組織を良い方向に変えていきたいと強く思うようになりました。
まずは薬剤部内の課題を洗い出し、薬剤部長にプレゼンしました。
すると少しは想いが伝わったのか、組織を良くすることを今年の目標にすると言いました。
しかし、ただ目標にしただけ…
喧嘩や事件が起きても見て見ぬふり。
男性薬剤師や女性薬剤師のいざこざで他のスタッフもストレスがどんどん強くなってきました。僕にもっと薬剤部長に言ってほしいとスタッフからお願いされるようなこともありました。
僕も今は反省していますが、部下の立場なのに薬剤部長のマネジメントについて直接本人に言及してしまいました。
そんなことばかりしていたら、自分もかなり無理をしていました。病院薬剤師になって何がしたかったんだっけ?新しい挑戦をするために転職したんじゃないの?自分の貴重な人生の時間をこんなことに費やしていていいのか?
もう限界でした。
僕は組織を変えることを諦めました。
1年は必ず続けると決めていたので、任期満了後すぐに薬局に転職しました。
この組織を救えなかったと落胆しましたが、これは僕の慢心でもあり、少なくとも薬剤部長と男性薬剤師は組織が変わることを望んでいなかったと思います。
そして今週、検診でたまたま前職を訪れたとき、男性薬剤師と対立していた女性薬剤師2名、そして事務の女性も退職したという結末を知りました。
結局、男性薬剤師、そして薬剤部長の望んだようになったんだろうなと僕は思いました。
そこにはもう争いはありません。こんな形で収束してよかったのか?
僕が声をあげることで、この結末に向かうトリガーを引いてしまったんではないかと思います。
希望をもっている人を絶望させてしまう組織、そんな就職先を選ばないように、聞いた内容を鵜呑みにせず、自分の目で判断しましょう!
百聞は一見にしかず
では!
最後まで読んでいただいてありがとうございました😊♪