ETUと川崎フロンターレの目指すもの「GIANT-KILLING 50巻発売記念」
こんにちは。アヴァンテです。
突然ですが皆さん、
GIANT-KILLINGという漫画を
ご存知でしょうか?
僕のnoteを読んでくださるサッカーファンの方々にとっては愚問かもしれませんが、日本のサッカー漫画として今最も注目されていると言っても過言ではないほどの超大作です。
先週の土日でGIANT-KILLINGを読んでみたのですが、
読んでみて、あることに気付きました。それは
川崎フロンターレとETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)は、目指しているクラブの姿が一緒なのではないかということです。
そこで今日は、
①達海猛と風間八宏
②笠野GMと庄子GM
という観点から、
ETUと川崎フロンターレの目指すサッカークラブとしてのあり方
について書きたいと思います。
①達海猛と風間八宏
GIANT-KILLINGの主人公は監督の達海猛です。
現役時代はETUの宝として日本代表にも選出され、プレミアリーグにも挑戦しました。しかし、プレミアデビュー戦で痛めていた膝を壊してしまったため、選手生命が終わってしまいました。
その後、監督業に転向してイングランド5部リーグのチームをFAカップベスト32に導き、国内リーグで低迷していた古巣ETUに監督として帰還します。
彼がETUを勝たせるために何をしたのか。そして、選手と共にどんなクラブを目指しているのか。マンガにあった台詞を引用しながら紐解いていきます。
・ゲームってのは騙し合いだぜ?どこかで相手の裏をかかねえとよ。
・攻めの型があるのは大事だけど、それに依存すんのは危険じゃない?
・ライバルや周りの選手が上手くなることを恐るな。むしろ歓迎しろ。仲間が上達して自分の立場が脅かされることと、自分の実力が向上することは直結してんだ。
・各々の垣根を越えて自分の役割以上の仕事をする、それが俺の憧れるクラブの形だからね。
これは、達海が監督として選手に対してどのような考えを持って指導しているかについてまとめたものです。
以上から、達海は
組織の成長には個人の成長が欠かせない
という方針でチーム作りをしていることが言えます。
また、
・チームってのは個の力が集まって初めて形になる。個の力を伸ばす手っ取り早い方法、そいつはズバリチームがゲームに勝つことだよ。自分の働きでチームを勝たせる。全員がその感覚を持って戦えば自ずと勝利が近づく。そしてチームに貢献できる、そういうプレーこそが本当に評価に値するプレーなんだ。
・技術のある選手が揃ってるチームよりも、個々の技術はそこそこでもチームとしての共通意識がしっかりしてるチームのほうが強い。
・適当に建てた家ってのは、オオカミに吹き飛ばされちまうんだぜ。どうせ家建てんならじっくりいい家作んなきゃ。今はその素材選びの最中。
以上から、達海は
チーム全員が共通意識を持って、勝利のために行動していけるチームを作りたいことも分かります。
さらに、サポーターについても
・面白い試合になれば観客も盛り上がる。お前達も余計楽しくプレーできる。そういう時だよ。自分の想像を超えたいいプレーができちまうって時は。
・何も試合に出てる選手だけの話じゃない。スタメンを外れたベンチの選手もそう。ベンチ外になった選手もコーチングスタッフもフロントの人間達もそうだ。全員がその都度チームのために何が出来るか考えて動く。それこそがチーム一丸になって戦うってことだ。
・いくらブームが過ぎ去ろうとETUというクラブがワシらの側にあり続けてくれたということだ。いくら人気になくなろうと選手が流出してどんどんチームが弱くなろうと、クラブがこの町にとって存在しとったおかげで気付いたらワシらにとってのサッカーは、ブームではなく日常の一部になっとったんよ。
・俺は自分の仕事を全うする。選手と共に他のチームをぶっ倒しまくる。そんでお前ら(サポーター)の中にあるモヤモヤしたもんをふっ飛ばして、フットボールが楽しくて仕方がないって気分にさせてやるよ。
常に勝利を目指し、サポーターを歓喜の渦に巻き込ませる。そして、それが循環してチームの強化につながって、また勝てるようなチームになる。そういったサイクルを回していけるようなチームを達海猛は目指しているのではないかと思いました。
これを理解した上で僕はハッと気づきました。
あの風間八宏と達海猛はアプローチが違うだけで、目指しているビジョンは一緒なんだ
そこで僕は、インターネットで風間八宏の
過去の発言を探してまとめてみました。
すると、
・私は根本的に、遊びたいからサッカーをしています。そして、心の底から遊ぶためには目立ちたいと思うのです。
・子どもは誰に何も言われなくても、競争することが楽しくて仕方がないのですし、遊びながら自然に勝ったり負けたりを覚えていきます。そんな子どもの環境は親が作るものです。
・全員が共通した答えを持つことを何より重視しています。
・目的とは、勝つことです。それ以外にありえません。
・よく組織と個のバランスと言われますが、僕は両方の利益が一致しなくてはならないと考えています。だから、それぞれの選手が能力を100%出した結果が、組織の成功につながるチームを目指そうと意識しています。
・おもしろいサッカーというのはいろいろな定義があるでしょうが、ひとつは各選手の持ち味が出ることだと考えています。
・それぞれが自分の技術を磨いて向上することで、チームとしての総和も大きくなる。だから、自分だけに集中しろ、自分を伸ばすことだけを考えろ。
また、ファンについても
・“勝つ”ことは大事なのだけど、なぜ勝ちたいかと言われたら、みんなが見ているから勝ちたい訳であり、サポーターがたくさん入るから勝ちたいし、たくさんの人たちに見てもらいたい。それから、たくさんのサポーターに楽しんでもらいたい。それと勝つのがイコールだということであり、それをやるのがプロチーム。
・Jリーグは観る者に驚きを与えなくてはいけないと考えています。ひとつひとつのプレーのみならず、シーズン通じてファンやサポーターをビックリさせたい。
どうでしょうか。驚くほどに達海と風間は
同じことを言っています(笑)
さらに、
・1年間、敢えて“守備”という言葉は使わなかったんですよ。「とにかく攻めればいいんだ」と選手に伝えたら、最初はキョトンとしていました。
こんな形で、選手をきょとんとさせる
そんな姿も達海猛とそっくりです(笑)
風間さんは達海をなぞらえたのではないか
それほどまでにこの2人の考え方は
似ていたことがわかったのです。
②笠野GMと庄子GM
この2人も達海や風間と同じく
クラブに欠かせない存在であります。
ETUとフロンターレが生え抜きで
良い選手を輩出できるのは
この2人の活躍なしのはありえません。
そこで、2人の言葉も
簡単にですがまとめてみました。
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