初めて気づいた日〜それは突然に〜
住まいに不具合があって、業者さんが来た。
以前も業者さんが来たことがあるが、毎回おじさんであった。
今回もおじさんだろうなぁと思い、インターホンの顔もよく見ずにドアを開けてみたら、なんと、若いお兄さんが…!
歳は、自分と同じくらいか年下くらい。
おめめがくりっとした、好青年。
平たく言えば、イケメンの部類だ。
心の中でガッツポーズをしつつも、平静を装い、対応していたら、旦那が帰ってきた。
ひとめ見て、私のタイプだとわかったらしい。
そんなにわくわく感が染み出ていたのだろうか。
"S君に似てない?"と。
S君とは、旦那の幼なじみの友人である。よく飲み、よく話す彼とは、私も飲み友だちとして、仲良くさせてもらっている。要するに"お気に入り"だ。
S君と今回の業者さんには、共通している点がいくつかある。
まず、短すぎずも長すぎずもない、髪型。
男性ではよくある部類かもしれない。
それよりも、重要なのは、ぱったりした目。
細いネコ目ではなく、子犬のようなくりっとした目である。
かっこよさの中にどこか母性本能をくすぐられるかわいさがある。
いつも一目惚れするのは、そんな顔だった。
29年間生きてきて、思いがけず、自分のタイプの顔がわかってしまった。新たな発見である。
(芸能人で例えると、佐藤健や岡田将生といった具合だろうか。)
これを機に、今後好きなタイプを聞かれた際には、目がぱっちりした男性と答えようと思う。
ちなみに、以前より自覚していたのは、スーツ姿(ネクタイを緩める動作が好き)や、パーカー姿(母性本能をくすぐられる感じでかわいい)の男性に惹かれるということである。