社交ダンスは、自分と相手の共通する“間”の変化を楽しむゲーム
こんにちは。
社交ダンス講師の村上友樹です。
前回は、
社交ダンスを習ってて、
「力を抜いてとか抜けすぎ」と言われて
悩んでるあなたへ
~湯呑みでお茶を飲むときを思い出して~
というお話をしました。
今回は、
社交ダンスは、自分と相手の共通する
“間”の変化を楽しむゲーム
というお話をします。
上の写真のように、荷物を二人で運ぶとき、
きっとお互いが持っいる荷物に注意を向けて
移動するはず。
そして、当然荷物を挟んだ二人の関係も
切らさない。
決して自分だけのペースにならず、
ただ相手のペースに合わせているだけでも
ない。
目的は、お互いが共通して持っている荷物を
運ぶこと。
前提となる条件は、相手が運びやすいように
気を遣う。荷物を丁寧に扱うなど。
社交ダンスも同じ考え方だと思う。
昔、二人の間にクッションを挟んで踊った
記憶がある。
このときは、最後までクッションを落とさない
ことが目的で、踊りきったときは喜んだはず。
今考えれば、
社交ダンスを踊るというより、
二人でクッションを運ぶゲームを楽しんで
いたんだと思う。
目的はクッションを落とさないこと。
前提条件は社交ダンスを踊ること。
社交ダンスを踊っていて、
思った通りに踊れずに悩んでる人は、
自分もしくは相手のことしか考えていない
ケースが多いと思う。
そこには、実際には存在しない荷物のこと
など全く頭に入っていない。
これでは、相手を支配するされるの関係に
なり、そもそも気持ちよく踊れるはずがない。
これは指導者にも言えること。
単に足の出し方、リードの仕方を伝える
だけでは、生徒さんの本当のレベルは
上がらないと思う。
社交ダンスの面白いところは、
一緒に見えない荷物を運びながら、
男性が女性に向けて急に差し出したり、
回してみたりして、女性に楽しんでもらう
ことができるということだ。
もちろんお互いの関係が切れない程度に
しなければならないが。
「見えない荷物=自分と相手の共通する間」の
変化を楽しむゲームを多くの人に体験して
もらいたい。
日常の煩わしい人間関係の構築や改善方法の
一つのヒントになると思う。
今年は、この面白いゲームを多くの人に広める
活動をしていきたい。
今回も最後までご拝読いただき、
ありがとうございました。