生理さんー茶色い紙袋

みなさん、生理の時に何を使っていますか？ナプキンの方もいれば、タンポン、布ナプキン、月経カップ、吸収パンツなど今はたくさんの選択肢があります。

私はずっとナプキン派だったのですが、ニューヨークに住んでいた頃は、日本の素晴らしい肌触りのナプキンと違っての質があまり良くないゴワゴワしたナプキンが、日本よりお値段高めだったので、その機会に他のものを試してみました。

まずはタンポン。持ち運びも便利ですし、「普段通り」の日々を過ごしやすいとのことで、試してみました。結果、私はあまり好きでは無かったんですね。どうしても異物感からくる腹部の圧迫感を感じました。それを回避するために小さめのものを使うと、毎２０分ごとにトイレに行かなくてはいけないのを感じました。多数の友達が、異物感を感じないと言っていたので私だけなのかもしれません。そんなこんなでタンポンは、あまり使うことはなかったのですが、一度、タンポンを取り出したかわからなくなり、とっても焦ったことがあります。その数年後、お仕事でタンポンを取り出すのを忘れ、結果足を切断しなくてはならなくなったモデルさんに出会い、本当に怖くなりました。タンポンは本当に便利だし、怖がらせるつもりはないのですが、ちゃんと使用上の注意を守って、しっかり数時間ごとに取り替えるようにしてくださいね！

次に、布ナプキンを試しました。私は当時、生理痛がひどく良いと言われるものを全て試していました。ある友人が「布ナプキンにした方が生理痛にいいんだよ！」と教えてくれて、少しでも生理痛が良くなるなら！と、私はすぐにAmazonで布ナプキンをオーダーしました。環境問題的にも何度も繰り返して使える布ナプキンは魅力的でしたし、もちろん経済的にもお得に感じました。結果としては、とても使用感は良いのですが、どうしても不便さを感じてしまいました。おうちにいる分でしたら、すぐに使用済みの布ナプキンをつけ置きしたり、洗ったりできるのですが、仕事先ですと、使用済みのものを持ち歩かなくてはいけません。専用の袋を買ったりしたのですが、多い日ですとやはりあまり良い気持ちはしませんでした。これは私個人の体験なので、気にならない方は気にならないのだと思います。布ナプキンの洗濯は思ったより簡単でした。生理痛は多少軽減された気もしましたが、上記の不便さから、布ナプキンだけを使用し続けることは私には難しく、家にいる時か、量が少なくなってきた時に使うものになりました。今では、外出中は使い捨てナプキン、家にいる時は布ナプキンと用途を分けています。

月経カップの存在を知ったのは５年ほど前でした。従姉妹が使用していて、「とってもいいからオススメだよ！」とAmazonリンクを送ってくれました。今では月経カップは大人気なのでたくさんの会社さんが販売していますが、その当時はまだあまり選択肢がなかったのを覚えています。タンポンで違和感を感じる経験があったので、普通サイズと小さめサイズをオーダーしました。使用方法のyoutubeを見て、「え！難しそう！」と思い正直、最初は恐々使いました。1回目にカップを設置したときは上手に挿入できてなかったのか漏れてしまいました。そして、取り出すのに一苦労！全裸になってお風呂場で、あーでもない、こーでもないと３０分ほどかけて取り出し、「もう二度と使いたくない！」と思ったのを覚えています。この会社さんの説明書には慣れるまで取り出すのが大変なこともあると思いますと書いてあったので、覚悟はしてたのですが、思ったより重労働でした！器用な方はすぐに簡単に使えるようになると思うのですが、私は、何度も失敗を繰り返していました。最初の頃は、自分の月経の血をもろに見ることが怖かったのですが、慣れると自分の体調もわかるし、本当に楽で、お気に入りになりました。半永久的に使えるので（消毒は定期的にしてくださいね）経済的にも環境的にも優れています。ただ、どうしても外で使うときはめんどくさいので、布ナプキンと同じように家にいる時だけ使っています。興味があるけど、まだ試してない方は、ぜひ試していただきたいです！

その際に注意していただきたいのは、まず必ず手を洗うこと、そして、唐辛子を触った手で月経カップを交換しないことです！！

親友がある日、叫びながら電話をかけてきたので、どうしたのかと聞くと、お料理の時に唐辛子を切ったその手で、月経カップを交換してしまい、火がついたようにあそこが痛い！と叫んでいたんです！二人で泣きながら大笑いしていました！そんな経験が私にはなかったので、急いでグーグった結果、「ヨーグルト」がいいんじゃないか？！ということになり、大量のヨーグルトをあそこにつけて、なんとか鎮静させました。想像を絶する痛みだそうですので、こちら皆様もお気をつけくださいね！唐辛子を切った手で目を擦った友達もいました！私はそれから、唐辛子はもう輪切りになっているものを買うようにしています（汗）

近頃、友達の中で流行っている生理用品が吸収パンツです。普通のパンツの形なのですが、月経の血をそのまま吸い取ってくれるそうです。私はまだ試すことができていないのですが、とっても興味深いです。蒸れたり、気持ち悪い肌触りになりそうで怖いのですが、使用している親友の一人いわく、サラサラの状態が続き、使用感は最高！とのこと。漏れや、匂いなども気になるところなのですが、彼女が大丈夫というなら、使ってみようかなと思っています。

生理用品をいろいろ試してみることは、クオリティオブライフにおいてとっても大事だと思います。みんな生理の経験は違うというお話を第一話でさせてもらったのですが、本当にライフスタイル、体質、好みなどみんな一人一人違うので、生理用品だけでなく、生理痛の逃し方などいろいろトライしてみて自分に合った過ごし方を探してね！という姿勢をみんな持てれば良いなと思います。

今では、大学で生理用品を無料で配っていたり、無印良品がシンプルなパッケージの生理用品を作ったりと、より生理の期間を過ごしやすくする取り組みが増え、本当に嬉しく思います。社会が「生理はみんな違ってそれぞれの過ごし方があるから、それを尊重しよう」という共通意識を持てればより素晴らしいのではないかと思います。

そして、前の記事の繰り返しになってしまうのですが、生理が忌み嫌われるものではなく、ニュートラルなものとして、みんなでコミュニケーションが取れる社会になることを願っております。生理用品を茶色い紙袋に入れて隠すようなことはもう無くなれば良いな。と私は個人的に思っているのです。

＜注意書き＞ここに書いてあるのは、「私、一個人の考え」であることをご了承ください。当たり前ですが私の考えが全て正しいわけではないこともご了承ください。これはあくまでも「一つの考え方」です。私は専門家でも博士でもありません。私はある一定の個人を攻撃するためにこの記事を書いているわけではありません。私が正解で、他の考えの人は間違っている。とは言っていません。会話を始めることが大事だと思いますので、「間違っている」と皆さんが思うことを書くかもしれませんが、その際は是非ご指摘くださいませ。私の書きたいことは、場合によっては難しく、人と人が関わるトピックスには「一つだけの正解」などはないと思っています。だけれども考えていかないといけない問題なので、それを一緒に考えていきましょうという姿勢で書いていますので、どうぞよろしくお願いいたします。