The Beatmas「XMAS!」 (1994)
街中はクリスマスモード。ラジオからもクリスマスソングがかかるようになってきました。先日、買い物したアウトレットでも、BGMはクリスマスソング一色でした。そんな中でかかった曲が、ビートマスの「ホワイト・クリスマス」。もちろんビンク・クロスビーで有名な楽曲ですが、これが一味違うアレンジなんです。
先にネタバレしちゃうと、ビートルズの楽曲を下敷きにしているんですよね。このアルバムは数年前にもご紹介済ですが、あまりにも秀逸なので再掲。再びご紹介致します!!
ビートルズ・マニアの間では本作、すでによく知られたアルバムですが、実は私は知りませんでした。そのセンスのいいアレンジに脱帽、時節柄ということもあり、即購入しちゃいました(笑)。
まずは私が感心してしまった⑩「White Christmas」から聴いてもらいましょうか。
何の説明も要らないでしょう(笑)。「涙の乗車券」を下敷きにした「ホワイト・クリスマス」。斬新なアレンジに脱帽です。
こんな洒落た演奏をするバンド、彼らはデンマーク出身のRubber Bandという4人組バンド。プロデュースとアレンジはメンバーのSoren Dahlberg。クリスマス・シーズンはビートマスと名乗り、本作収録の楽曲を演奏しているらしい。
他の曲も聴いてみたくなりますよね。アルバムトップの①「Jinglebell Rock」は「プリーズ・プリーズ・ミー」ですね。なんと演奏シーンがアップされてました!
②「Santa Claus Is Coming To Town」は、なんと「エイト・デイズ・ア・ウィーク」を下敷きにしてます(スタートとエンディングだけですが)。
秀逸なカバー&アレンジが④「Last Christmas」。あのワム!のカバーですが、これを「プリーズ・ミスター・ポストマン」を下敷きに、見事に聞かせてくれます。
個人的にはジャクソン5の愛らしいカバーが大好きな⑥「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」。これはなんと「オール・マイ・ラヴィング」。
かなり度肝を抜かれたカバーが⑪「Silent Night」。「きよしこの夜」ですが、コレ、結構ユニークというか、よくこれ考えたなあ~ってアレンジです。敢えて曲名は伏せておきます。
面白いアルバムですよね~。ちなみにアルバムはエンディングの楽曲を除いて、すべてクリスマス・ソングのカバー。エンディングにしても、面白い!わずか31分弱のアルバムですが、とても面白いですよ。