
Paul McCartney & Wings「MARY HAD A LITTLE LAMB」(1972)
ウィングスのセカンドシングル。童謡曲のような、ポールらしい名曲!
ビートルズのジョン・レノンとポール・マッカートニー。詩人とメロディメーカー。対照的な二人です。
洋楽ファンの多くは芸術家タイプのジョン・レノンを好んでいるかもしれません。しかしポップス好きの私としては、やはりポールの天才的なメロディメーカーに魅力を感じます。
特にソロになり、ウィングスを結成した70年代のポールは輝いていました。
そんななかでこの曲は私の大好きな1曲です。

ポールの名曲群のなかでは、意外と知られていない1曲かもしれません。これは1972年、ウィングスとしてのセカンドシングル。オリジナルアルバムには収録されてません(後に「ワイルド・ライフ」のボートラとして収録)。
次女メアリーのために作った曲。もちろんポールの二人の娘(へザーとメアリー)もコーラスで参加してます。曲調は違いますが、カーペンターズの「シング」を思わせる童謡風の名曲。
子供が聞いたら、すぐに好きになるかもしれません。
この曲、コードはG→G7→C→Bm7→Am7→Gと非常に単純なコード展開です。それにも関わらず、非常に魅力的な曲に仕上がってます。こうした曲作りができるところがポールの「ポールらしい」ところですね。
そしてウィングスは翌年、素晴らしいロックアルバム「Band On The Run」を発表。ポールのロッカーとしての全盛期に突入します。