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Surface「The Best Surface: A Nice Time for Loving」(1991)

寒いですね~。これはこれからの季節にぴったりの一枚です。
この時代をオンタイムで経験していた方ならご存じかと思います。サーフィスは80年代後半に活躍した男性3人組のグループであり、楽曲はアニタ・ベイカーよりはポップであり、ファンキーな一面も有してます。でも彼等持ち味はバラードであり、それは心がとろけるようなり、まさにクワイエットストーム・サウンドそのものですね。

本作は1991年に発表された彼等のベスト盤。過去発表された3枚のアルバム+3曲の新曲が収録されています。

まずは彼等の代表曲をご堪能下さい。1989年のヒットナンバーの⑥「Shower Me With Your Love」。メンバーのバーナード・ジャクソン作。これほど日本人の心に染み入るブラック・ミュージックのバラードを私は知りません。この時代をリアルタイムで聞いていた方は、一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか?

続いて1990年のサーフィス最大のヒット、全米No.1を記録した⑦「The First Time」。こちらも同様の必殺のバラード。これから寒くなってくる季節にじっくり聴いていたい楽曲ですね。

他に私が大好きな楽曲は⑧「Never Gonna Let You Down」。
これも⑥⑦と同じ路線であり、とろけるバラード。彼等のサード・アルバム「3 Deep」に収録されていたナンバー。バーナード・ジャクソン作。

それからクリスマスソングもしっかり新曲として収録されていましったけ。それが⑩「Christmas Time Is Here」。曲の最後には「Merry Christmas,Love,Surface」と囁き声まで入ってます。これを聴いてほっこりして下さい。

⑥~⑩はサーフィスの美しいハーモニーと泣かせる楽曲が続きます。これがあの当時のクワイエットストームの音ですね~。今聞いてもうっとりしてしまいます。

その後、サーフィスは一旦解散し、1998年に再結成。4枚目のアルバムを発表しますが、その後は解散。メンバーの一人が亡くなってますが、たまに2人でライブをやっているようです。
本作はリアルタイムに聞きまくったせいか、当時を思い出し、少しせつなくなるアルバムでもあります。


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