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Blues Brothers「Best Of Blues Brothers」(1981)

ブルース・ブラザーズを知らなくても、上の怪しげな2人組に見覚えのある方は多いのではないでしょうか?

ブルース・ブラザーズはダン・エイクロイドとジョン・ベルーシの2人組で、当初コメディアンとしての活動をしていく傍ら、音楽活動も行っており、その両面が評価されて1975年、テレビ番組「サタデイ・ナイト・ライブ」のレギュラーの座を射止めます。そして1977年、同番組の中の重要なキャラクターとして登場したのが、ブルースの伝道師「ブルース・ブラザース」だったのです。

熱いソウルのカバーを番組のなかで演奏していましたが、そのバックバンドがなんとブッカーT&MG'sの面々。ブッカーT&MG'sとはオーティス・レディング等と活動していたミュージシャンで、スティーブ・クロッパー(G)とドナルド・ダック・ダン(B)が参加。他にトム・スコット、マット・マーフィー、スティーヴ・ジョーダンなんかも演奏してますね。

ということで彼等のベスト盤をチョイスしました。

全曲が有名なソウルの名曲ですね。
①「Expressway To Your Heart」は1967年にSoul Survivorsがヒットさせたギャンブル&ハフ作のフィラデルフィア・ソウルの名曲。

個人的には④「She Caught The Katy」の独特のタメのあるノリが好きです。早すぎず遅すぎず、このグルーヴ感はソウルですね~。

ブルース・ブラザーズといえば⑤「Soul Man」。
当時の「サタデイ・ナイト・ライブ」の映像がありました。これを見てもらえれば、当時の彼等の勢いがよく分かると思います。

あと⑦「Going Back To Miami」。
これはウェイン・コクランのヒット曲。これ最高!ブラスやバックの演奏がノリノリです。こんなのライブで演奏したら堪りませんね。途中のドラムソロの間奏、う~ん、これがソウルです。

そして必殺の⑧「Gimme Some Lovin'」!!!
もちろんスペンサー・ディヴィス・グループというか白人スティーヴ・ウィンウッドの名作。黒いですね~!原曲はサイケチックなキーボードがかっこいいのですが、ここでは厚いブラスセクションがいい!これは原曲よりかっこいい。⑦⑧と連続で本当にライブで演ったら、最高です。

残念ながらジョン・ベルーシは1982年に亡くなりますが、彼らは面白おかしく、でも真面目にソウルをやっていた最高のショーバンドですね。
年末に向けて、こうしたソウル、ぴったりじゃないですかね…。

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