Whitesnake「Lovehunter」(1979)
明けましておめでとうございます。
(以下加筆)
大晦日の紅白、いろいろな物議を醸しだしてますが、私的には星野源とウッチャン。ウッチャンは西田敏行さんの追悼歌に対する審査員としてのコメントに、嗚咽してうまく答えられず…。彼の人間らしさを感じました。
そして星野源。それまでの騒動には言及しませんが、紅白直後の彼のライフワークとなっているオールナイトニッポンでのこと。リスナーから紅白の感想コメントを読んだ際にやはり嗚咽…、しばし沈黙。彼も辛かったんだろうなあと。ファーストアルバムの1曲目、多様性を歌った「ばらばら」。敢えてこの曲に代えた源さん、やはり彼は気骨の人でした(しかも歌詞を一部変えて歌ってましたね)。
最近の源さん、流行りものを歌っているなあと感じていたのですが、実は何も変わっていなかった…、そう気骨の人。あの「ばらばら」に元気を貰った方もいらっしゃったのではないでしょうか。源さんにも人間らしさを感じましたね。
(以上、どうしても記しておきたく、加筆致しました)
2025年、こちら千葉県の印旛沼界隈は晴天。見事な初日の出を拝むことが出来ました。
2025年は巳年ですね。巳年は変化や成長の年、物事が進展するチャンスが多いとされております。そんな年であってほしいですね。
蛇といえばやっぱり我々世代はホワイトスネイク…(ベタですみません)。コージー・パウエルに憧れていた私にとって、コージー在籍時の「Slide It In」は無人島に持っていきたいアルバムの一枚です。ただ、恐らく根っからのホワイトスネイクのファンからすれば、アメリカへの進出を目論んだホワイトスネイクは邪道と感じておられるかもしれません。であれば、やっぱりこちらのアルバムは如何でしょうか?
1979年発表のホワイトスネイクのセカンドアルバム「Lovehunter」。新年早々、青少年にとっては刺激的なジャケ(笑)。
デヴィッド・カヴァーデイル(Vo)、ミッキー・ムーディ(G)、バーニー・マースデン(G)、ニール・マーレイ(B)、ジョン・ロード(Key)、デイヴ・ドウル(Ds)。強力なメンバーですが、デイヴはこのアルバムのリリース直前に脱退。イアン・ペイスが叩くこととなります。
商業的な成功は「Slide It In」以降まで待たないといけませんが、個人的にはデヴィッドが一番輝いていた時代だったと思ってます
まずは本作を代表するナンバーの②「Walking in the Shadow of the Blues」をどうぞ。
デヴィッドとバーニーの共作。やっぱりバーニーって有能なソングライターだったんですよね。この曲なんか、特にそう感じます。ブルージーでめっちゃカッコいい(そういえばバーニー・マースデンも2023年8月23日に亡くなられていたんですよね)。
アップしたのはこの時のメンバーではなく、ひょっとしたら最強の布陣だったんじゃないかと思う1983年時点のメンバー。Monsters Of Rock Festivalでのライヴです。
メンバーはデヴィッド、ミッキー、ジョンに(バーニーではなく)メル・ギャレー(G)、コリン・ホジキンソン(B)、そしてコージー・パウエル(Ds)!!
やっぱりコージーが加わると強烈なグルーヴを感じます。このメンバーで「Slide It In」が録音されるわけですが、ここでまたまたメンバーの脱退等々、大きな変化が訪れます。この時期の、ホワイトスネイクは混沌とした時期の真っ只中でしたね。
白蛇流のロックンロールの⑤「You 'N' Me」。
ミッキーのスライドが効いてますが、こちらもデヴィッドとバーニーの共作。ちょっとブルージーに聞こえるのはデヴィッドの声がソウルフルだからでしょう。この時期のホワイトスネイクらしいロックです。
デヴィッド、ミッキー、バーニーの強力なナンバーの⑦「Lovehunter」。
こちらは②「Walking in the Shadow of the Blues」と同様のライヴ映像をご堪能下さい。ミッキーのスライドギターが炸裂します。4分20秒過ぎからミッキーのギターソロが楽しめます。ホワイトスネイクはやっぱりデヴィッドとミッキーのコンビが良かったなあ。このライヴ、特にこの曲を観るにつれ、そう感じます。本来のホワイトスネイクが持つブルージーなロックは、やっぱりこの二人の個性が原点だったんじゃないかなあと。
♪ Lovehunter Baby!! ♪ カッコ良すぎる…。
デヴィッド、バーニー、ジョンの共作の⑧「Outlaw」。
ホワイトスネイクらしいシャッフルナンバー。ブルージーながらもロックンロールしております。デヴィッドとバーニーの相性も良かったように感じますね(少なくともこの時点では)。
当時のライヴでは最後に流れていた⑩「We Wish You Well」。
最後にこうした泣かせるバラードが来ると感動的です。しかも小作品であることが、余韻を持たせる効果を生んでいるような気がします。いい作品ですね。
We Wish You Well. 新年が皆様にとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。