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音楽の杜がおススメする70年代洋楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする洋楽アルバム集
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2024年7月の記事一覧

Aerosmith「Rocks」(1976)

こんな暑いときだから思いっきり聴きたいエアロスミス。90年代以降のアルバムはすっかりオフの格安コーナーの定番アイテムになりつつありますが、70年代の彼等のアルバムはやっぱりパワーがスゴイ。 あと彼等の音楽からは想像がつきませんが、エアロスミス、相当知的レベルは高いと感じてます。なぜならいまだに彼等は現役バリバリに活動しております。それも殆どメンバーは不変(いろいろありましたが)。80年代の復活劇以降は戦略的にも練られた感がありますね。 ちなみにヴォーカルのスティーヴン・タイ

Montrose「Montrose」(1973)

暑い日が続いてますね。 こんな時は爽快なハードロックが聴きたくなってきます。 折しもサミー・ヘイガーの来日公演に備えて、向こう2か月半でサミーの音楽をチェックしたいなあと思っていたので、まずはサミーがヴォーカルを務めていたモントローズを聴いておりました。 モントローズは殆ど聴いたことがなかったのですが、如何にもアメリカンなハードロックである一方、何となくブリティッシュな香りもするところもあったりして、かなり私好みのサウンドでした。 モントローズは、ヴァン・モリソンやエドガ

Van Halen「Van Halen II」(1979)

サミー・ヘイガーのライヴが意外にも当選し、今更ながらサミー時代のヴァン・ヘイレンを聴いてます。でも本音を申せば、ヴァン・ヘイレンはデイヴ時代、特に「Jump」前の野性味あふれるヴァン・ヘイレンが今も大好き。 サミーの来日公演に応募したのも、マイケル・アンソニーのハイトーンコーラスが聴きたかったからなんですが…。 ということで結局今も初期ヴァン・ヘイレンを聴いてしまってます(苦笑)。 時に聴いていたのは彼等のセカンドアルバム。 このアルバム、全10曲、3分前後と楽曲もコンパク

The Rascals「Peaceful World」(1971)

私がはじめて購入した(レコードではなく)CDはギルバート・オサリバンのベスト盤なんですが、次に購入したのラスカルズのベスト盤です。 初めて「Groovin'」を聴いたときの衝撃は忘れられませんね。小鳥のさえずりを含むのどかなイントロを聴いただけで、けだるい夏の午後を連想させる曲調は、今聴いても色褪せない素晴らしい楽曲です。山下達郎先生がカバーし、それがサンソンで流れているので、よく知っている方も多いでしょう。 本作品はそのラスカルズ後期の代表作品。1964年のデビュー以来、