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音楽の杜がおススメするハードロック

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメするハードロックの名盤集
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2021年5月の記事一覧

Jeff Beck Group「Beck-Ola」(1969)

洋楽を聴き始めた頃、三大ギタリストとしてエリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックが挙げられておりました(今もそう呼ばれているのでしょうか?)。私はハードロックではジミー・ペイジ、スワンプではエリック・クラプトンが好みでしたので、ジェフ・ベックはそれほど意識してはいなかったんですよね。 ところでエリック・クラプトンとジェフ・ベックが日本で共演していたことはご存じでしょうか?2009年初頭、たまたまエリックとジェフが同じタイミングで日本公演がブッキングされたので、じ

Char「Char」(1976)

ゴダイゴにチャーが加入する動きがあったことは有名な話ですが、このデビューアルバムを聴く限り、やはり彼は主導的立場のバンドの方がフィットするような気がします。本作は超有名なデビューアルバムです。 当時若干21歳。中学生の頃からスタジオミュージシャンとして活動していたというから驚きです。デビュー時点ではその筋では有名人だったのでしょうね。 SMOKY MEDICINE時代からの盟友、佐藤準(Key)を中心に、自らロスで探してきたメンバー(ジェリー・マーゴシアン(Key)、ジョー

Queen「News of the World」(1977)

今月、クイーン結成50周年記念として、全アルバムのデラックス盤が日本のみで再発売されてます。もうちょっと広く知られてもいいことかと思うのですが…。クィーンは15枚のオリジナルアルバムがありますが、個人的には「News of the World」辺りが好きです。あと初期のハードロックとか。 あ、クィーンのことは映画も大ヒットしてましたし、何の説明も要らないでしょう。 このアルバム、全11曲、フレディ3曲、ブライアン4曲、ロジャー2曲、ジョン2曲とメンバーが各々曲を持ちより、

Rainbow「Down To Earth」(1979)

レインボー、大好きでした。オンタイムで聴いていたのは「I Surrender」以降のレインボーですが、私の大好きなレインボーのアルバムは「Down To Earth」です。POPS好きな私にとって本作が好きというのは道理に適ってますが、それ以上に本作参加メンバーがハードロック史上最高のメンバーだと思っているからです。 そのメンバーとはリッチー・ブラックモアに、ヴォーカルは地声のハイトーンで怒鳴るグラハム・ボネット、ドラムに私の大好きなコージー・パウエル、ベースは本作のプロデ

TOTO「Hydra」(1979)

TOTO流のAOR&ハードロックな名盤個人的にはTOTOはデビューアルバムからビッグヒットした4枚目の「聖なる剣」までが大好きです。その初期4枚のアルバムはどれも個性的なんですが、このセカンドアルバム「ハイドラ」は今までずっと苦手意識が先行していました。 ファーストはどれもシングルヒット出来そうなキャッチーな曲が多く、サードはジャケットのユニークさと大好きな「グッバイ・エリノア」が収録されてますし、「聖なる剣」は言わずと知れた世紀の名盤。そうなるとこの「ハイドラ」はちょっと地

Ozzy Osbourne「Blizzard Of Ozz」(1980)

ブラック・サバスのヴォーカリストとして70年代ハードロック界に君臨していたオジー・オズボーン。70年代末にグループを脱退。ドラック&アルコール漬けの毎日、失意のどん底に落とされていきますが、妻シャロンとの出会いから再度グループ結成を決意。そこにランディ・ローズが現れたのです。 アイドル写真ではありません。ランディ・ローズはクワイエット・ライオットに在籍していましたが、このオジーとの出会いから頭角を現し、オジーのファーストソロ作(本作)でオジーとランディは多くのロックファンの

Journey「Frontiers」(1983)

私のnoteをご覧頂いている方は、私と同世代の方も多いかと思われます。であれば我々エイティーズ(前半)オンタイム世代の王道バンドの筆頭格はジャーニーだと思いませんか? 私が洋楽を聴き始めた頃、既に前作「Escape」が発表され、シングル「Open Arms」が大ヒットしておりました。そして新作として、オンタイムで聴いたのが本作。もちろん発売日と同時にLPを購入しました。 まだ中学生にはアルバムを通して聴く習慣がなかったのですが、それでもエイジアのファーストやビートルズの作品

Survivor「Vital Signs」(1984)

一昨日から連休に突入した方も多いと思いますが、私は今日から。でもコレといった予定もないので、じっくり音楽でも聴こうかなと思ってます。 さて、本日ご紹介する1枚はサバイバー。そもそもサバイバーって、80年代をリアルタイムに過ごした洋楽ファンにとっては「Eye Of The Tiger」の印象が強烈かと思います。あの超ビッグヒットの後に出したアルバム、「Caught In Th Game」も私は覚えてます。この時までのリードヴォーカルはデイヴ・ビックラー。ベレー帽のお兄ちゃんで