夫に家事を覚えてもらう~洗濯編~
こんにちは、ゆのまると申します。
昨夜つぶやきましたとおり、2022年2月から始めたパートも、気付けば丸一年。無職からの社会復帰成功を祝って、夫と近所の焼肉屋さんに行ってきました。
焼肉といえばタン塩、カルビから始まる定番のコースって、ありますよね。私達もいつも頼むものは大体同じなのですが、昨日はなんとシメのビビンバ(orクッパ)まで辿り着くことができませんでした。お肉3皿でお腹いっぱいってほんとう……?
でも久々に食べたハラミが美味しかったのでまた近いうちに行きたいです。
さてさて。今日はお天気がいいので、朝起きて洗濯物を干したところなのですが。
先日、我が家ではこの「洗濯」という家事の分担について、小さいけれど確実な一歩を踏み出すことができました。今回はそのお話です。
夫との同棲を始めて以来、洗濯(洗濯機に入れる、干す、たたむ、しまう)は完全に私の担当でした。夫が「布は苦手」と怯えていたのもありますし、私自身、家事の中では比較的好きな作業だったからです。よく乾いた洗濯物をたたむ時間、これは他に類するものがないくらい落ち着くひと時です。
しかしそこは令和の夫婦、家事のすべてを片方に依存したままというのはあまり良い状況ではありません。病気やケガなど、日常が一瞬で壊れてしまうアクシデントは、どうしても避けられないものですからね。
ということで洗濯に関しても、過去に何度か夫にレクチャーしてみたのですが……どうにもうまくいかず。いえ、夫の名誉のために付け加えますが、彼も一人暮らし歴は長いですから、自分で着たものを洗って干すくらいはできます。問題はどちらかというと、私の”こだわりの強さ”にありました。
洗濯物というのは、ただ干すだけと思いきや、意外と気にすることが多い作業です。セーターにハンガーの跡がつかないよう裏返す、薄いインナーが滑り落ちないよう洗濯バサミで止める、タオルは乾きやすくするために空気に触れる面積が増えるよう干し方を工夫する……などなど。特に冬場はニットなど、気を遣う衣類が多いですよね。
同棲を始めた時点でお互いが使っていたハンガー類を持ち寄ったので、この衣類にはどのハンガーが適しているのか、またより良い物があれば買い足すなどして、私なりの”洗濯物を干しやすいシステム”を作ってきました。
ところが、それらを夫に理解してもらおうとするとなかなか困難でした。
私の”こだわり”からすると「タオル用」「スラックス用」などと分別された洗濯用品が、夫にはすべて「ハンガー」に見えるのですから。普段インナー用に2つ付いているはずの洗濯バサミがどこかにいっているのを見て、(自分のしょうもないこだわりを、どうしたら伝えられるのだろう……)と頭を抱えていました。
それでも、これまでは私に平日休みがあったから問題はありませんでしたが、シフトが増える今後はそうもいきません。
我が家の大黒柱たる夫に家事を負担してもらうのは心苦しくもありますが、かたやテレワークかたや終日立ち仕事と考えると、まぁ少しくらいならいいか、というのもまたホンネ。
当初、ハンガーの写真を撮って表にするとか、イラストで説明するなどの方法を考えました。しかしどれも手間がかかるので却下。そうして、最も原始的かつ確実な方法を思いつきました。
それが、見出し画像にも使っているこちら。
そう、用途の決まっているハンガーごとにガムテープでラベリングをしたのです。タオル、インナー、セーターなどはこの指示に従って干してもらい、Tシャツ類など適当でもかまわないものはラベルのついていないハンガーを使う。こんな方法を提案してみました。
すると、夫は「これこれ、こういうのが欲しかったんだよ!」と予想以上の好反応。夫の方も、協力して家事をやりたいけれど、私の”こだわり”に手を出すのは忍びない……そんなふうに感じていたようでした。
ラベルを貼ってから、既に数回夫に苦手な洗濯にチャレンジしてもらっていますが、結果は上々。洗濯バサミがどこかにいってしまうこともないし、衣類の形にそぐわないハンガーを使うことで起きていた洗濯ジワも軽減しました。
これで夫に自分の洗濯物を洗ってもらえれば、私の負担も半分以下になります。私が仕事でいない日中に、ベランダに干しておいてもらえれば浴室乾燥を使う時間も減るのでガス代の節約にもなります。
油性ペンでガムテープに書いて、ハンガーに貼るだけ。たった数分程度の工夫で、今後家事に生じる時間を軽減することができそうです。
私の出勤日が増えて、家事の分担をどうするか。そのことについて、自分の中では「早起きするなどして私がどうにか頑張ればいい」という結論が出かかっていました。
ところがある日仕事から帰ると、夫が苦手な洗濯をやってくれていて、「夫が頑張ってくれるなら、私も歩み寄ろう」と思えたんです。
家事に限らず、仕事を他の人に任せるというのが、私は本当に苦手です。
自分でやってしまった方が早いし確実だし、自分が編み出したやり方が、マニュアル化するほど意味のあるものなのか、それともただの”こだわり”なのか、判断がつかないというのもあります。
でも、いつまでも自分が全て行うというのは、現実的ではありません。人手があるなら、より多くの人がその作業ができた方が絶対に効率的です。
夫も改めて洗濯と向き合ってみて、冬の洗濯物の冷たさや、洗うべき布がどんどん増えることに気付いたようです。ヒートテックやセーターでいっぱいになる洗濯カゴを見ては、「昨日洗ったばかりなのに……」と衝撃を受けていました。
私達を取り巻く環境は少しずつ変化していきますが、「生活」は営み続けなければなりません。その都度、私達にとってできることを話し合いながら、今後もこの穏やかな日々を続けていきたいなと、そんなふうに思う私なのでした。おしまい。