【レポ】倶利伽羅不動寺 朗読会10/27
2024年10月27日に石川県の倶利伽羅不動寺鳳凰殿で開催された朗読会に参加しました。そのレポ。
古川慎のオタクが書きました。
日時
2024年10月27日(日)
第一部 12:30開演
第二部 15:30開演
(それぞれの公演時間は約1時間半)
会場
高野山真言宗 別格本山 倶利伽羅不動寺 鳳凰殿
(キャパは160人程度。座席配置は縦6列、横18~24列程。前列の座席数が少なく、後ろになるほど横の座席数が増える)
※俱利伽羅不動寺には「山頂本堂」と「鳳凰殿」があり、イベント会場は「鳳凰殿」の方。レポ内の「本堂」は「山頂本堂」のことを指しています。
※正しくは「倶利伽羅」ではなく「倶利迦羅」
登壇者
古川慎、佐藤元、西尾知亜紀(MC)、五十嵐住職
イベントの流れ
朗読(第一章)
トークコーナー(途中から住職さんが参加)
朗読(第二章)
トークコーナー(事前にファンから応募したQ&Aを交えて)
朗読(第一章)の前にMCの西尾さんがご登壇。この後から朗読が始まりますとのアナウンスとお楽しみくださいといったお言葉の後に朗読が始まりました。
第一部では西尾さんにあたるライトが付けたり消えたり笑。慌ただしさがあってちょっと面白かった。
朗読
倶利伽羅伝説第一章と第二章の朗読。
演者と客席の距離が近い。ステージ端ギリギリにマイクスタンドを置いていたのと、そもそもステージと客席の距離が近かったので迫力があって最高でした◎
第一章のシナリオ
第二章のシナリオ
下記は古川さんと佐藤さんのお芝居の感想です。
古川さん
身振り手振りも使って演じる佐藤さんとは対照的に、古川さんはほぼ不動でした。静と動という感じ。
朗読の中での役割として、古川さんは地の文を読んでストーリーを進行したり、教え支え導く役割の僧侶を演じられたりしていることが関係しているのかなと思ったりしました。私は古川さんの朗読をあまり拝見したことがないのであくまで予想ですが、もともと大きく動いてお芝居をするタイプではないのかも、とか。
地の文を読むときは落ち着いていて、でも淡々とという感じではなく抑揚をつけて伝わりやすいように演じられていました。
僧侶は穏やかで優しく、頼りになる人という印象です。あまり感情を荒らげるタイプではありませんが、他者を心配したり何かに感心したりする際のお声は人間味があって好きでした。
真言(しんごん。いわゆる呪文)を唱えるときの古川さんは圧というか威圧感というか凄みがありました。敵と対峙する場面や他者を癒す場面で真言が唱えられます。癒しを与える場面では穏やかで優しい印象でしたが、敵と対峙する場面ではめちゃくちゃかっこいい。ストーリー全体を通して何度か真言が唱えられますが、特に物語後半の真言は力強さと勢いがあって好きでした。「〜〜うんぱった」みたいな真言(曖昧)を唱える際に″ぱ″の部分をマイクが壊れそうなくらいの勢いで発音されていました。肺活量が凄い。
長くて難しそうな真言を早口で、しかも感情を込めて唱えられていたので、プロだなあと…感心しました(小並感)。よく噛まずに唱えられるなあとも。
お芝居の話から離れて古川さんのメモ。
マイクスタンドに付いているライトの位置を適宜ずらしていました。より力強く、感情的に演じる場面では台本を持つ位置が上がるので、それに合わせてライトの位置を高くしたり。マイクの位置も高さを調整していました。マイク位置はちょっとズレるだけでも芝居がやりづらそう。
会場が狭く、また窓が開いていたのか扉が開いていたのか分かりませんが虫が入ってきやすい環境で、、目の前を横切る虫を目で追っていました。
真言を叫ぶときに目が開いていてかっこよかったです。第一部だったような。
ライトがあたると影が出来ますよね?目元にライトがあたると何が出来ると思いますか?そう、まつげの影が出来ます。まつげ長。
佐藤さん
身振り手振りを使ったお芝居や、一人六役の演じ分けが印象的でした。
後のMCでも語られていますが、佐藤さんはライトの強さやその影なども考えてお芝居をされているそうです。第二部は外が暗かったことからライトが強くなっており、その分影も強くなっていたと。そこで、例えばヤマタノオロチを演じる際は手の動きをより印象的にして怖さを出すようにしたと仰っていました。そこまで考えてるの!?凄っ!と素直に感心いたしました。
一人六役の演技がすごい。MCの方も仰っていましたが、本当に6人いるのではないかと思うほどに演じ分けが素敵でした。佐藤さんが担当された横暴なヤマタノオロチと臆病な村人の掛け合いのシーンでは役の切り替えも凄いなと思いました。瞬時に別人に切り替えられる頭の回転とか、、語彙力が無くて上手く言えませんが、この朗読会で佐藤さんの魅力を改めて感じられました。
年老いた帝、剣の腕に自信のある青年、ショタなどなど…どんな年代でも演じられる佐藤さんの技量に脱帽しました。帝の場合は口をほぼ開けずに、モゴモゴさせながら?演じられていたり、青年の方は口を大きく開けて明朗快活に演じられていたり。口元を見ているだけでも楽しかったです。
トークコーナー(朗読第一章の後)
立ち位置
(下手)MC、古川さん、佐藤さん、住職さん(上手)
高めの丸椅子に座ってお話されていました。
初めの挨拶【第1部】
初めにMCの西尾さんがご登壇。客席に向けて、石川県から来た人、北陸三県から、東京から、などの問いかけがありました。
ほどなくして古川さんと佐藤さんがご登壇。
古川「東京都から来ました!」
古川「楽しく、学のあるイベントにしたいです。よろしくお願いします」
キャストの背後に控える不動明王にもよろしくお願いしますとお辞儀。
佐藤さんは石川を舞台とするアニメ『君は放課後インソムニア』の主演を務めています。朗読の掛け合いの相手は石川県にゆかりのある声優さんが良いよね、ということで佐藤さんがご指名されたそうです。佐藤さんも古川さんにならって不動明王にお辞儀。
ちなみに第二部では客席もお辞儀をして不動明王にご挨拶しました。
住職さんとの会食
古川さんと佐藤さんはイベント前日の夕方ごろに石川に入られたそうです。その日の夜に住職の五十嵐さんと会食をされたそうで、曰く「とても良いフルコース」だったとのこと。のどぐろ、能登牛、日本酒が美味しかったとイベント中に何度も語られていました笑。佐藤さんは日本酒がお好きとのことで、それはもう熱烈に。
【第1部】
すっぽんのつみれが出たときに、(すっぽんのつみれ……?)とお二人とも目を見合わせて固まったそうです。
佐藤「時が止まりました」「あんなに目を合わせたことはない」
【第2部】
MC「金沢を訪れて思い出に残っていることはありますか?」
古川「すっぽんです。つみれにして良いんだって思いました。美味しかったです」
【第1部】
住職さんと仏教についてなど様々なお話をされたそうです。
古川「インテリジェンスが上がった」
石川について【第1部】
それ終わりの挨拶でするやつ。
古川「石川県は初めて訪れました」
MC「鼓門は見られましたか?」
古川「写真撮りました!イベント前日の夜に駅前のショッピングモールをぶらぶらしたり。倶利伽羅不動寺が大変魅力的なのでまた呼んでください!」
佐藤「早かった~~!」
佐藤「僕は以前イベントで石川を訪れていて、また来たいと思っていました。帰省するかのような気持ちです!」
仲良しトーク【第1部】
MC「楽屋ではお二人の仲の良さが分かるトークをされていましたね」
(おそらく表では言えないような話?)
古川「あんまり言うと後ろから切られそう(で怖い)」
ソフトクリーム【第2部】
ソフトクリームをスタッフさん含めて皆で食べたらしいです。おそらく俱利伽羅不動寺鳳凰殿の信徒会館で売っているもの。種類はバニラ、抹茶、ミックス。
佐藤「みんなバニラって言うから抹茶って言えなかった……」
古川「たぶんそこで抹茶って言ったほうがネタになったよな~!こういうのって日本人特有の同調圧力みたいなものですよね~」
佐藤「(やっべ…みたいな表情)抹茶の感想はぜひXにポストしてくださいね!」
俱利伽羅不動寺の魅力【第2部】
MC「倶利伽羅不動寺を見て回ってみて、良いなと思ったところはありますか?」
古川「本堂の方にある、、(台本ペラペラ)えーっと、えーと、えーと……お前立ちです。力強さや歴史、人々からの信仰心を感じました」
佐藤「池の形です。一般的には四角とか決まった形にすることが多いそうですが(この辺り曖昧です)、俱利伽羅不動寺はあえて川の流れの形にして命の流転を表現しているところが良いなと思いました」
※住職さんご登壇
前半は住職さんへのQ&A形式で書いています。後半はその他のトピック。
古川さんや佐藤さんから住職さんに対して、他力本願の本来の意味は?曼荼羅(まんだら)の意味は?という風に色々とご質問されていて、冒頭で古川さんがおっしゃっていたように”学のある”イベントにしようとしてくれているなと感じました。住職さんのお話は聞いていて面白かったです。
MCの方も住職さんもアニメがお好きということで、住職さんがご登壇されてすぐにMCが「住職さんもアニメがお好きなんですよね?」と問いかけ。キャストからその話今いる!?と突っ込まれていました笑
Q.倶利伽羅龍王伝説の動画を制作された理由
A.文字だけだと分かりづらく、またお子さんにも分かりやすいようにしたいという理由で最初は絵巻物を考えていましたが、それなら動画にしようと。動画にするならYouTubeに、とどんどん話が大きくなりました。
古川「だんだん現代的になってる笑。動画のおかげで興味を持ってくださっているなら嬉しいです」
【第2部】
古川「お寺の成り立ちをネットで見られるところが現代っぽい。住職さんは既存のあるものに対する抵抗感が少ない人なのかなと思いました」
住職「(確かにそうですね、)個性的だと思います」
住職さんは動画編集(MacではなくWindows)と脚本の原案を担当されています。iPad Proも使われているそう。
古川「めちゃくちゃデジタルですね」「決して暇なわけではなくお忙しい方なんですよ!?」
Q.動画に登場する猫はどうなりましたか?【第2部】
A.猫の行方を描いたイラストを載せましたがあまり知られていなさそうなので、後日そのイラストをまとめて動画にしたいと思っています。
(下記Xのスレッドにイラストが載っています)
そもそも猫が登場する理由:動画を制作するプロデューサーの3人が猫好きで、「猫は大事」「猫は世界を救う」という信条のため。また、子どもにも興味を持ってもらいやすいのではと考えてのこと。
「猫は世界を救う」について古川さんも同意していましたが、
古川「犬も好きなので犬も登場したりとか……」
住職「犬を出しても良いですか?(会場の後方にいるプロデューサーに向けて)」
プロデューサー「(OK)」
住職、古川さんに甘すぎませんか?
Q.倶利伽羅不動寺で朗読会をやろうと思ったきっかけ【第2部】
A.守破離の考え方から来ています。自分自身、ブレイクスルーが好きな性格なんだと思います。性格上こうなりました。
Q.古川さんに熱烈オファーしたとのことですが……
(以下、主に古川さんに対するべた褒めが続きます)
A.毎日古川さんのことを考えています(第一部でも第二部でもおっしゃっていました)。どうやったら古川さんを勧請(かんじょう。ここでは古川さんを倶利伽羅不動寺に招待したいといった意味)できるのかを考えていました。倶利伽羅龍王伝説の収録を聞くために東京まで足を運んだり。古川さんのボイスサンプルも何度も聴きました。(自分でも)ちょっと危ないかなって思っています。
古川「恋愛とかじゃなく、もうオレ仏みたいになってる?」
A.また(まだまだ続く)、収録時に古川さんの生の声を聞いて、間違いじゃなかったと確信しました。真言を唱える場面ではほぼ一発OKでした。古川さんの真言に惚れこみましたし、感心しました。普通の僧侶よりはるかに高いレベルで、なかなかこうはいかないです。なんでこんなにできるの?と。プロだなと思いました。古川さんの真摯な姿勢や真面目で一生懸命なところ、人一倍のひたむきさを見て、また古川さんのことを考えるようになりました。
古川「ハイ、ハイ……」(小声)
佐藤「声ちっさ」
古川「そんな立派な人間じゃないですよ!?」
住職さんのお言葉に恐縮する古川さん。褒められている間はお顔がきゅっとなって身体が縮こまっていました。第一部でも第二部でも褒められまくり、第二部では佐藤さんが恐縮している古川さんのお顔を覗き込んで微笑んでいました。
A.リハの時も感動しました。古川さんは安定の古川さんでしたし、佐藤さんもこれがまた良い。色んな声を出せるところ(が凄い)。ここに来ていただくべき人だと思いました。
古川「ご神域で朗読をさせていただくのは貴重なことだと思いますが、いつ無礼があるか分からないなと思っていて……大丈夫でしょうか!?」
住職「大丈夫です。むしろお二人が文化財に登録されるべきだと思います」
住職さんに褒められまくるので古川さんと佐藤さんが「これ勧誘されてます?」「頭丸めるべき?」と、住職さんの熱意に狼狽えていました笑。お二人で微笑みながらサムズアップする場面も。可愛い。
Q.零章のオススメポイント【第2部】
A.まず古川さんの声が一番ですが、イラストの色味が第一章と第二章では異なるので注目して欲しいです。女性の天皇が登場するので、よりドラマチックな仕上がりになっています。
第一章の起源譚となる零章はイベント終了後、10月27日(日)の21時に公開されました。
Q.不動明王の剣、縄、炎のそれぞれの意味【第1部】
A.右手に携えている剣は知恵の剣です。迷いや煩悩を断ち切ってくれるもの。縄は人を助けてあげたり、悪い人をやっつけたり、また自分自身をコントロールできるようにとの意味が込められています。炎は煩悩を焼き尽くすという意味。迦楼羅炎(かるらえん)という名前で、インド神話に登場するガルーダから来ています。
不動明王には厄除けのご利益があります。自身ではケアをしにくい悩みや苦しみといった、内面にある迷いを決める後押しをしてくれます。決断を助けてくれる、大丈夫だと背中を押してくれるイメージです。
Q.他力本願の本来の意味【第1部】
(曖昧です。ググりながら書きました)
A.他力本願の「他」は、他人という意味ではなく仏、特に阿弥陀仏。阿弥陀仏の力によって救われるという意味です。
MC「朗読第二章への意気込みを聞かせてください」
古川「そんなの台本上ありました!?(固まる)……他力本願でがんばります!」
Q.曼荼羅(まんだら)の意味【第2部】
(ステージ外の下手側の壁にかけられた曼荼羅の布?絵?について)
A.曼荼羅はインドの言葉で、まだら模様の元になった言葉です。神や仏が集まっていることから宇宙のはじまりという意味合いを持っています。良い面も悪い面もすべて描画されていることから、善悪含めてすべて一つであるということを表しています。
ちなみに住職さんは曼荼羅が出家のきっかけになったそうです。
古川さんは、「結局人が世界を作っているわけだから、自分の考え方次第で何事も変えられる」という風に解釈し、ご自身の考えを語られていました。途中でごちゃりましたが佐藤さんが上手くまとめて朗読の第二章に入りました。
倶利伽羅龍【第1部】
筆者の記憶が若干曖昧ですが、ご縁日に見られる倶利伽羅龍(の写し?)を特別に見せていただいたらしいです。
古川「圧倒されました。衝撃と素晴らしさで感激しました」
ガイダンスの音声【第1部】
ガイダンス音声のおかげでお客さんが増えたらしく、住職さんがお喜びになっていました。
古川「俺だったら聞きたくない」
佐藤「古川さん、「ああああ」って言いながら音声が流れているスピーカーの前を通っていました」
音楽フェス【第2部】
以前に倶利伽羅不動寺の本堂の方で音楽フェスを開催されたそうです。古川さんが熱烈アピール^^
古川「音楽フェス呼んでくださいよ!」
住職「需要があれば、、(客席の方を向いて)」
客席から大きな拍手。ご出演お待ちしております。
言葉の解説【第2部】
第二部では朗読の第二章に入る前に聞き慣れない言葉を解説してくださいました。第一部の方でも教えてくれ。
勧請(かんじょう):召喚する。相手が神や仏の場合は助けをお願いするなどの意味。
沙門(しゃもん):僧侶のこと。へりくだった言い方。
トークコーナー(朗読第二章の後)
事前にファンの方から募集した質問に答える形でお話されました。
古川「朗読後のトーク難しい」
立ち位置
(下手)MC、古川さん、佐藤さん(上手)
高めの丸椅子に座ってお話されていました。
石川のイメージ、行ってみたい場所、食べてみたいもの【第1部】
古川さんは兼六園に行ってみたいとのことです。ゴーゴーカレー、本場の黒カレーも食べてみたいとのこと。8番ラーメンも話題に上がりました。
佐藤さんからみた石川のイメージは自然豊かで穏やか。以前訪れた場所をもう一度巡りたいとおっしゃっていました。
佐藤「昨日の会食で食べたフグが美味しかった。……あれ、ブリだったっけ?……すみません、ブリでした」
古川「フグもなかったっけ?」
佐藤「やっぱりフグ食べました」
倶利伽羅不動寺で朗読会【第1部】
倶利伽羅不動寺で朗読会を開催することが決まった時どのように思われましたかという質問。佐藤さんは音の反響がどうなっているのかなどが気になったそうです。
古川「『どうトークすればいいの…?』厳かにするべきなのかとか、ひかえた方がいいのかとか……楽屋で元くん(佐藤くん?)とどうする?って話し合っていました笑」
住職ニコニコ【第1部】
マイクを使わずに声を響かせられる住職さんのお経の声量には勉強させられるところがあるなあという話題になりました。主に古川さん。
会場の後方で住職さんが嬉しそうにニコニコされていたそうです笑
朗読について
【第1部】
朗読はアニメの収録などと比べてどのような違いがありますかという質問。
古川「噛んでもやり直せないところ笑。その場の空気感、客席の空気感を受けて芝居を変えるので、フレキシブルなところが違いだと思います。また、二部制の場合は1部でウケなかった言い回しは2部ではやらないとか、1部のときより間を長めにとってお客さんがよりじんわりできるようにしようとか考えています」
佐藤さんも同じように、お客さんの反応によってお芝居を変えるところが収録との違いだとおっしゃっていました。
【第2部】
第一部と似たような質問で、朗読の魅力は?という質問。
古川「お客さんの反応によっても変わるし、例えばダブルキャストの場合は相手声優によっても演技が変わる。その場その場で作られるところが魅力。朗読は自己責任だけど解き放たれてる。上手くパスをつないでみんなでゴールを決めたい、みたいなイメージ」
佐藤さんはライトや影といった、その場で使えるものをすべて使ってお芝居ができるところが魅力だと語られていました。
古川「魔法使いの役で、めちゃくちゃ長い詠唱で後ろでは壮大なBGMが鳴っているのに効果音が『ぷにゅん』とか、全然違う人に突然ピンスポをあてるとか面白そう」
佐藤「アニメと朗読はそれぞれジャンルが違った共同作業です」
第一部とお芝居変えた?【第2部】
確かにところどころで台詞の表現が変わっているなと感じましたので、MCさんナイス質問。
MC「第一部のお芝居とは少し違った気がしますが何か変えられたのでしょうか?」
古川「よりキャラクターが分かりやすくなるようにしました」
佐藤「足すところは足す、引くところは引くを意識しました」
古川「(佐藤くんのお芝居を聞いて)『やってんな~、やったろ』と。演出家さんがいないから自由ですね」
真言について【第2部】
古川さんのお芝居の考え方に繋がるテーマでした。
古川「正解が分かりません笑。如何に本当にやっている人に近づけるかということを考えていますが、仮音でいただいた住職さんの真言が出来上がっていて。直前に住職さんにお願いして実際に言ってもらったりとかして必死でやってます。それもこれもダサいもん見せたくねえなという気持ちから来ていて、自分本位な人間だなと自分でも思います。(以下ニュアンス)けれど、そういう生き方もあるって知ったし、今はそういう風に生きています。それで楽しんでくれる人がいるなら有難いです」
最後の挨拶【第2部】
最後に古川さんが「つまり何が言いたいかって言うと、ポジティブにいこうぜってことです」とおっしゃっていました。
個人的にこの言葉にびっくりしました。古川さんって自他共に認めるネガティブ人間だと思っていたので、ご自身に対して、また観客に向けて「ポジティブにいこう」と語るのは珍しいというか、考え方が少し変わったのかなと思いました。住職効果?
雑記
古川さんと佐藤さんの衣装(白Tとジャケット)がお揃いでした。
あまりに似ているのでお寺から貸与されたお品かなと思いましたが、よくよくお写真を拝見すると少し違いました。ポケットや袖の形、ボタンの位置など。衣装さんが合わせてくれたのかなと色々考えてしまいますが、いずれにしてもお揃いありがとうございます。
お写真は左から、MCの西尾さん、古川さん、佐藤さん、住職の五十嵐さんです。
※反省
長くて分かりづらいレポになってしまいました。第一部と第二部でレポを分けないほうがまとめて読めるので分かりやすいのかなと思い、頑張ってそれぞれの公演のトーク内容をまとめてみました。トークのメモをどうまとめようかと四苦八苦した結果がこれです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。レポスキルLv.999ください。