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緊急と重要は違う・・・

こんばんわ。白石です。近々は緊急案件が舞い込んできており、対応に追われている状況です。こんな時、重要度や組織について考えることがあります。いつもはある程度、自分自身で時間のコントロールができますが緊急案件の場合はそうもはいきません。相手がいれば尚更です。

まずはビジネスにおける一般的なマトリクスを紹介。

私の真のするべき為事は第2の領域です。これは常に強烈に意識しております。率先垂範という形で実働することもありますが、基本的にはビジョンやミッション、戦略、戦術、大きな案件の方向性、人財開発などです。ですが、ある程度の売上規模の事業をしていると第1の領域は一定の確率で発生します。その時に組織体制が重要で、ここが貧弱だと会社にとっての生産性を大きく落としてしまいます。多くの人がこれを理解しているようで理解してないのです。それらの大きな要因が第3の領域=見せかけの領域です。

私はどの案件もこれは本当に私がするべきことなのか?を深く考えます。全体のバランスや人財開発も考慮して誰がするべきか?逆を言えば、同じ役割の人や後輩にもそういう視点を要求します。限られた人員で業務を遂行していきますので、第3の領域=見せかけの領域の作業をしなければならないこともたくさんあります。これを私は「恥ずかしい仕事」と捉えて、誰も居ないところで完了させることが多いです。なぜかというと、大袈裟かもしれませんが、「仕事をしているフリ」をしているということを自分で意識あるいは認識しているからです。無意識であればこういうことを考えたりはしないはずですが、私は意識するし、求めます。なので、恥ずかしいのです。

これはある程度の役職あるいはそういう立場になるまでに理解していないと1日中恥ずかしいことをしている羽目になります。会社でよくありませんか?部長級(ある程度の管理職)の人が、誰でもできる作業をして役員や社長に報告している姿や長いMT・打ち合わせばかりして忙しそうにしている姿を見ることが・・・こういう人は第3の領域=見せかけの領域のことばかりして、本来自分自身が本当にするべき為事をほとんどしていないことが多いです。

会社にとって必要な人財は、自分の役割の中で第2の領域を中心に行動ができ、第1の領域を組織体制を考えて判断実行でき、第4の領域を排除し、第4の領域の第2の領域よりにスタッフとのコミュニケーションを意識できる人です。(下図)

こういった考えが浸透していないと、各々が本当の自分の仕事をしていないということは多々あります。その仕事はもしかしたらあなたの仕事ではなく、誰かの仕事かもしれませんよ。これを理解して実行できるか?できないか?で人生の質は大きく変わってくるように思います。この緊急度と重要度のマトリクスを見たことがある人はたくさんいるはずです。理解していても実行できないと意味はないのです。その場合は下記を考えください。

1. 知らないから、できない状態(無意識的無能)
2. 知っていても、できない状態(意識的無能)
3. 考えると、できる状態(意識的有能)
4. 考えなくても、できる状態(無意識的有能)
5. どこからでも、教えられる状態(無意識的有能に意識的有能)

20歳代は「3.」をドンドン増やしていく。30歳代は「4.」を増やしていく。

40歳代は「5.」です。最低でも「4.」がある程度ないと厳しいです。しかし、最近は「1.」の中高齢層が多いのが実際です。そうならないように気をつけてください。私も肝に命じておきます。

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