♯15 「けなげな魚図鑑」を読んで感じた言葉のすごさ
15冊目は「けなげな魚図鑑」です。
【概要】
一度は見たこと・聞いたことがある日本の魚のけなげな特徴がこの一冊にまとめられています。
ちなみに「けなげな」とは、「力の弱いものが困難なことに立ち向かっていくさま」という意味だそうです。
厳しい自然の中で生き残るための「けなげな」様子に、時には思いがけず、感動に近い感情も覚えました。
大人子供関係なく楽しめる本です。
【感想・まとめ】
この本を読んで特に「けなげな魚」と感じたのは「カクレウオ」。
なんとこいつはナマコの中で暮らしているんです、、、
そしてご飯を食べる時だけ海中に出てくる。厳しい自然の中で生きていくために見つけた術とはいえすごいですよね!
他の生物の中には絶対入りたくはないですが、外敵から守ってもらえてかつご飯の提供もしてもらえる環境に身を置いてみたい、、、
と一度は思いましたが、人間は「挑戦」や「人との繋がり」がないと心が安定しないものです。
ずっと同じ環境にいるというのは精神衛生上よくないと思われるので、人間に同じことを求めるのは少し難しいかもしれません。(実はもう同じ職場に3年近くもいるので、早く別の業務を担当したいと感じる今日この頃です)
あまり書きすぎるとネタバレがすぎるのでもう一匹だけ紹介して今回は終えようと思います。
皆さんもよく知る「二ホンウナギ」。
ウナギ美味しいですよね。いつからウナギがこんなに人気になったのかというと江戸時代です。
江戸時代にウナギ屋さんが「土用丑の日」やウナギを「丑の日に食べる薬」と宣伝したことで大人気になったそうです。
言葉の力ってすごいですよね!だって江戸時代のコピーライターのおかげで、令和になってもいまだにウナギは大人気。大人気すぎて、二ホンウナギは絶滅の危機に直面しています。
後世まで語り継がれるぐらい影響力のある言葉を残してみたいものです!(生物を絶滅の危機に追い込みたいとかいうわけじゃないですよ!)