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人生で初めて美術館へ行ってみた!! 〜 Part 3 富野由悠季展編 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第154回

 (※ まだ前回の記事を読まれていない方は、そちらからご参照ください)


https://note.mu/yuu_psychedelic/n/n6b0b0b72c72b

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 (前回の続き)さあ、いよいよ富野由悠季展の時間ですよ!!
 わたしは相当テンションが上がっていた。今回の美術館巡りのメインディッシュであり、こんなに間近で原画を拝見するという機会は滅多にないことだ。未知との遭遇に少しばかり不安な気持ちもあったが、「とにかく楽しもう」と覚悟を決め、チケットと資料を片手に入場した。(展示の解説をしてくれるオーディオコメンタリーもあったが、時間の都合で今回は使っていない)

 ネタバレがないように公式サイトの情報から引用するが、この展覧会は大きく六つのセクションに分けられている。簡潔に纏めれば、こんな感じだ。

 第一部:宇宙(そら)へ憧れて <少年期〜海のトリトン / 勇者ライディーン / 無敵超人ザンボット3>

 第二部:人は変わっていくのか?<機動戦士ガンダム / 伝説巨神イデオン>

 第三部:空と大地の間で逞しく <無敵鋼人ダイターン3 / 戦闘メカ ザブングル / OVERMAN キングゲイナー / ラ・セーヌの星 / しあわせの王子 / 闇夜の時代劇・正体を見る>

 第四部:魂の安息の地は何処に? <聖戦士ダンバイン / ガーゼィの翼 / リーンの翼 / 重戦機エルガイム>

 第五部:刻の涙、流れゆくその先へ <機動戦士Zガンダム / 機動戦士ガンダムZZ / 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア / 機動戦士ガンダムF91 / 機動戦士Vガンダム / ブレンパワード>

 第六部:大地への帰還 <∀ガンダム / リング・オブ・ガンダム / ガンダム Gのレコンギスタ>

 富野由悠季さんの担当作品を見ていただくだけでわかると思うが……
 手に負えないくらい作品量が多い!!
 うん、この展示を一言で表すなら、これに尽きる。

 ガンダムシリーズですら網羅できていない作品が多いのに、マイナーな作品まで網羅しているとなると、まだ観たことのない作品の原画を見ることになる。「これはとんでもないことになったなあ」と思った。それと同時に、これだけ沢山の作品を手がけられている富野さんの凄さというものも感じ取られた。

 わたしは富野さんの著書「映像の原則」が映像論の手ほどきとなっているのだが、そんな原点となる作者の手がけた作品を生で観られる。それだけでもファン冥利に尽きるというものだろう。わたしの父はガンダムやイデオンといった70年代〜80年代のアニメブームを大人になってから体感した世代で、過去に幾度もその手の話は聞かされていた。ブームのこと、プラモデル製作のこと、映画館のことetc……正直半信半疑な部分もあったけれど、やっぱり“百聞は一見に如かず”だよね。

 ほんっと、情報の山!!

 ネタバレ防止のためにめちゃくちゃふわっとした書き方をしたんだけど、鑑賞後の自分はまさにこんな感じ。語彙力が溶けてる。完全に放心状態になっちゃって、5限の授業がほとんど手につかなかった。(レッドブルをがぶ飲みして気合いは入れ直したんだけどね)

 全作品を観ていないわたしがこれ以上語っても、説得力がないというもの。本当に凄いです。ファンの熱量も、会場の熱量も、すべてが混ざり合って、このイベントが作らている。そんな感じがした。

 行って。うん、行って。楽しいから。裏切らないから。

 というわけで、三回に続いた美術館リポートは今回で終わりです。最終回はかなりぼんやりした感じになりましたが、また展覧会終了後にちょっとしたものを書いてみようと思います。次はショパン展にも行きたいなあ……

 2019.10.16
 Yuu

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