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自作ゲーム「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」制作中止のお知らせ

こんばんは、もちもちです。
この度は、いつも私の進捗を楽しみにされている方々へ大変申し訳ないお知らせをしなければなりません。
ほんの少し前まで進捗を出していたのに、このようなことを話すのは唐突過ぎであると重々承知ですが……記事タイトルの通り、自作ホラーゲーム「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」の制作を中止、完全終了することにいたしました。
その理由や経緯、これまで作ってきたゲームのデータ、そして今後の創作活動についてを書いていきたいと思います。


どういうこと? 何があった??

去年から制作を始め、現在に至るまで細々と作り続けてきた「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」。
親友であり創作仲間であるアサシン工房さん【https://note.com/assassin_koubou】の創作キャラクター、「タツヤさん」や「レイおじさん」をお借りして、この人たちをホラーゲームの主役にしたら面白いかもと思いながら作ってきました。

最初こそ順調にサクサク作ることができていたのですが、ここ最近はどうにも思うように作業が進まず、自分が作ってきたものに対して「本当にこれでいいのか」「ちゃんと最後までまとめられるのか」などと疑問を抱くようになっていました。

こんな記事を書いていたりも。
(今この記事を書いている時よりもポジティブだった。読み直すと、今の自分が情けなさ過ぎて恥ずかしいのですが、これもひとつの記録として残しておきます)
あれから悩むたびに手を休めて「大丈夫」「どうとでもなる」そう自分に言い聞かせたりしたものの……それでも、これからの課題や準備するもの(主にマップ、顔グラフィック、イベントスチルなど……イラスト関連が多い)など、いろいろ細かい考え事が尽きることなく、さらに見直したシナリオそのものにも粗が見つかりまくり、このまま無理に作ったところで良い作品は完成しないだろうという思ったのです。
最近ではQTEシステムを作って完成させ、テンションが爆上がりしていたのですが……その後シナリオを書き進めようとしたところで、再び手が止まってしまいました。
確かに書きたいものがあった、作りたいイベントがあった、結末も決めてある、その準備もできていたはずなのに。
その「準備」が、あまりにもざっくりとし過ぎて不十分だったと言わざるを得ない。このホラゲはどこへ向かおうとしていたのだろうか? こんな疑問が浮かんだ瞬間が、おそらく「もはや今の状態では、この作品を最後まで作るのは不可能だ」という決め手になったのだと思います。

準備不足が招いた結果

小説でもゲームでも最初にプロットを作るように、まずしっかり最初から最後まで流れを組んで準備をしておけば、あとはそれに沿って制作を進めるだけでよかった。
自分はそれを、全くやらなかったわけではありませんが、きちんと最後までの流れを決めないまま「とりあえずやれるところまで」と考え、少しでも早くゲーム画面に反映させたいがために途中までしか準備せずにRPGツクールでの制作を始めてしまったのです。
「作っているうちに思いつくはず」……そう考えながら作業を進め、結果壁にぶつかってしまう。まさに典型的な「エターナル」にたどり着く。今の自分がきっとその状態なのでしょう。
結末は考えてあったのに、そこに行き着くまでの流れを肉付けしきれていませんでした。全て自分の見通しの甘さ、あらゆる準備不足が招いた結果なのです。
どう頑張っても、今はもう、続きを書けない。作りたいのに作れない、先が思いつかない。ここまで来てしまったのは初めてです。
アウトライナーアプリで、このゲームについていろいろとまとめておいたはずなのに、今やもう思いつくまま適当に書き込んだせいもあり、情報がぐしゃぐしゃになっています(泣)
じっくり時間をかけて最後までプロットを作らずに、ほとんど勢いで始めてしまったツケが回ってきたといえますね。(しかし世の中には小説でもゲームでもプロットを用意せず作る方もいらっしゃるようで、その凄さに驚くばかりです……自分には間違いなく必要なものだったと痛感しました)

本当に今の作品の開発をやめるのか?

はい、これはハッキリとYESです。
少なくとも、この不完全な準備で始めた「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」は開発中止、終了といたします。
一旦「休止」として、しばらく休んでから気が向いた時に制作再開するのはどうか……もちろんそれも考えました。以前も同じように悩んだ時は、そうやって少し休んで回復しましたが、今回ばかりはもう「休止」では解決できないところまで来てしまいました。
休止ということにしたら、いつかは戻らなきゃいけない――そう思って、結局ずっとこの作品について悩むことになるのは明らかです。このゲームの存在が、いつまでも心の枷として残り続けます。だから今度ばかりはすっぱりやめることに決めました。
今思えば、これまで作ってきたシナリオはとても探索ゲームとしては向いていない、いわば小説向きなんじゃないか。だから会話イベントももちろん、探索パート制作でも行き詰まってしまったのだと思います。
(特に探索パートは何の準備もなしに作り出すと本当に難しい。マップと照らし合わせアイテムを配置して、鍵を開けて、と様々なことを考える必要がある。そこで完全に転びました。世のフリゲ作者さんたちがまぶしく見えます!)
もう本当に、RPGツクールMVでこのままゲームの続きを作る気力は残っておりません……本当に申し訳ありません。

今まで作ったゲームデータはどうするの?

さて、まずはこれまで作ってきたゲームのデータ。
開発中止にするからといって、何もすぐ全部丸ごと消去するなんてことはしません。
行き詰まり続きの制作が不可能になったとはいえ、とりあえず途中までは普通に遊び進められる仕上がりになっています。
なので希望の方にのみ、未完成・開発中止作品としてゲームデータを配布しようかなと考えております。一応はキリの良いところまで作ってありますので、ちょうどいいかなと思いました。
あえて未完成のまま配布を始めてしまうことで、「もう未練がましく戻らない」「新しく物語を考え直すところから再スタートする」という決意にも繋がると考えて。
「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」は、アサシン工房さんの創作キャラクターや世界観に理解があり、そしていわゆる非常に好みの分かれる、わかる人にはわかる「例のアレ」ネタが盛り込まれているので……そういったものが許容できる方向け。
身内へのプレゼントみたいなものなので、一般的なフリーゲーム投稿サイトには出しません。(というか、未完成だし出せない。内容的にもいろいろとアレなので、最近馬鹿みたいに規制が厳しくなった「ふりー○」なんて絶対無理でしょう(笑))
配布方法はまた考えてみます。決まり次第、追記予定。

今後の創作活動の予定は?

しばらくゲーム制作から離れ、ゆっくり休もうと思います。先日購入したのにまだ読めていない小説を読んだりして、次のスタートに向けて休養するつもりです。
今回、こうしてひとつの作品の制作を完全に終了したわけですが、私はあくまでこの「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」のRPGツクールMVでの制作を諦めただけであって、「タツヤさんが活躍する物語」を作ることを諦めたわけではありません。
今回はただ、準備不足だったが故に失敗してしまっただけのこと。
またいつか制作を始める時が来たら、同じ過ちを繰り返さないように心掛けるつもりです。
実はこの作品に区切りをつけた後、こんな感じのを作りたい……というアイデア(やっぱり大好きB級ホラー)はあるので、落ち着いたらしっかり書き出そうと思います。今度は勢いだけで準備もろくにしないまま作り出したりしないように!
それと、この「タツヤさんと悶絶★絶叫ホラーワールド」、ゲーム制作では挫折してしまったものの、小説でまた書き直せたら……とは思ったので、それもいつか挑戦してみる予定。
その時はちゃんとプロットも作り直してから。

おわりに

以上、現在まで制作していたゲームの開発中止・終了のお知らせでした。
今まで進捗を見に来てくださった方々には、本当に申し訳ない結果となってしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます。
ですがこれで創作活動が終了したということではありませんので、もしよろしければ、また何か情報や進捗が上がった際に見に来ていただけたら幸いです。
何かを作りたい、という意欲はまだまだ失われておりませぬ!

今まで以上に気持ちを吐き出すような記事となってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも「もちもち」をよろしくお願いいたします。
それではまた!

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