オンライン個別レッスンを成功させるためのチェックポイント25個!
最近、オンライン講座、オンラインセミナー、オンラインプログラムなど、オンラインで何かを提供することが多くなりましたよね。
コロナ禍で大学がオンラインになって以降、どんどんオンラインでの講座やセミナーが身近になってきた気がします。
わたしも、オンライン個別レッスンを開催している者の1人です。
かれこれ半生フランス語を学んできたことを活かし、カナダから日本の方に向けてフランス語を教えています。
人数は4人と少数精鋭ですが、中には2年ほどわたしと一緒にフランス語を楽しんでくださっている方もいます!
そんなわたしが今回お伝えするのは、オンライン個別レッスンで気をつけていること!です。
オンラインで大学の授業、いくつかの講座やセミナーを受けてきましたが、自分だったらもっとこの部分こうするのにな〜とか、これは嫌やー!という部分があり、それを反面教師にしている部分もありますが、基本的にはわたしがオンライン個別レッスンを実践する中で意識していることをまとめてみました。
この記事はこんな方におすすめ!
・オンライン個別レッスンをしている
・zoomでレッスンをしている
・画面共有を使うことが多い
・1人でやっている
・生徒さんとの距離を近づけたい
・オンラインで生徒さんの満足度を上げたい!
・日程が固定されていない
※レッスンの内容にはあまり触れていません
それでは早速ご紹介していきます!
☑︎ レッスン時間は45分
画面越しだと、集中できる時間は対面より短いです。レッスンの内容にもよりますが、継続的なレッスンの場合、ブルーライトや画面への注視で目が疲れてしまうため、レッスン時間は最大で45分にしています。
☑︎ レッスンの前日もしくは30分前に日程確認の連絡
オンラインだとたまに、レッスンの日程を間違えていたり、忘れてしまったりする方がいます。気持ちはわかる。とても。ただ、お互いすっぽかしたくはないので、忘れやすい方には間が空いた時は前日、前回からあまり日が経っていない時には30分前にメッセージでレッスン日程の確認をします。直前ではなく、遅くても30分前に確認をしておくのは、やる気満々で机で準備をしていてレッスンを忘れられていた時の大きすぎるショックを軽減させるためです。30分前の日程再調整なら、ダメージは少なめです。
☑︎ みんなが使い慣れているzoom、LINEビデオ通話を活用
わたしの生徒さんの年齢はまちまちで、zoomが使いづらいという方もいらっしゃいます。そういう方とは、LINEのビデオ通話を使っています。zoomの入室でごたついてしまうよりは、LINEでさくっと始められる方が良いです。画面共有が必要ない場合は、LINEビデオ通話でも十分なクオリティだと思っています。
☑︎ 開始1分前にはzoomを開いておく
これは、生徒さんよりも先にzoomを開いておけるようにです。あるセミナーで、入室を試みてから3分以上待たされたことがありました。相手の顔が見えない分、その待たされている時間はとても虚しいです。時間にしっかり間に合わせるだけで、相手への誠意が伝わると思っています。生徒さんを待たせないことを意識しています。
☑︎ できるだけ静かな場所で
これは皆さん意識することだと思いますが、わたしも気をつけたいと思っていることです。自分とは全く関係のない雑音が入っているとレッスンの内容が入りづらくなってしまうので、それは避けたいです。
☑︎ 入室したら、手を振ってあいさつ
これは、生徒さんとの関係性や、その方の好みやテンションに合わせるようにしていますが、基本的に手を振ります。笑これをすることで、手を振り返してくれたり、笑顔になってくれたりして、和やかな雰囲気でレッスンを始めることができます。(これは本当に、講師側のキャラにもよります)
☑︎ 現地時間に合わせたあいさつ
オンラインだとわたしのように、海外と日本で繋いでいる方もいらっしゃると思います。わたしの場合、スマホで現地時間の確認してからレッスンを始めています。時差があるにも関わらず、現地時間の挨拶をすると、生徒さんのことを想っていますよという気持ちが伝わります。
☑︎ 笑顔!
生徒さんが画面を見ている間、ほとんどの時間、講師の顔が写ります。講師の顔が暗かったり、疲れていたりすると、質問しづらい生徒さんもいると思うので、表情には気をつけています。
☑︎ 何か不備があれば謝罪
色々準備していても、ごたついてしまう時ってありますよね...そういう時は、状況説明と、軽く謝罪。(深すぎる謝罪はしない)NGなのは、無言でその状況を対処することに専念してしまって、生徒さんを放置してしまうこと。
☑︎ 近況を聞く
対面レッスンだと、入室時や退出時に生徒さんの近況を聞くことができますが、オンラインだとそれができません。その分、レッスンの最初の数分を使って、近況を聞きます!そうすることで心の距離が縮まり、レッスンで質問がしやすい環境を作ることができます。
☑︎ テンポを相手に合わせる
とはいえ、レッスンをどんどん進めたい生徒さんもいらっしゃいます。これは生徒さんによりますが、だんだん築いていく関係性の中でテンポが掴めてくると思うので、そのテンポに反しすぎないように気をつけています。
☑︎ 無駄な画面は消しておく
パソコンで画面共有をされるかたは特に気をつけたい部分なのですが、画面共有をする時に、レッスンとは全く関係のない情報を見せてしまっている方が以前いらっしゃいました。色々なタブが開きすぎて、その中に個人名のようなことがちらっと見えたことがありました。ファイル名やタブができるだけ見えない動線にしておきたいところです。わたしはipadを使っていますが、毎回無駄な画面がないか事前に確認してから始めています。
☑︎ 画面共有は事前に練習しておく
これはzoomやcanvaを使い慣れていない方にも、使い慣れている方にもお伝えしておきたいことです。画面共有できない時って焦りますよね。わたしは昨日久しぶりに画面共有したら、やり方を忘れていて、少し焦りました😓定期的な練習、大事だと思いました。
☑︎ 画面共有時に、全体がしっかり見えているか軽く確認
画角チェック、意外と大事です。自分は見えていても、生徒さんの画面では見えていないことがたまにあります。画面共有をしたあと、生徒さんから指摘される前に確認してあげると良いです!
☑︎ 書いたり消したりする時間はできるだけ短く!
画面共有しながらそこに書き込んでいくというスタイルをわたしはとっているのですが、書く時間、消す時間で時間を取りすぎないように、話しながら書いたり、書きすぎた部分は合間に少しずつ消したりなど工夫しています。長すぎる説明は基本的には画面に書き込みしません。
☑︎ 猫や犬の侵入に注意
一回やらかしてしまったことがありました。ドアがしっかりしまっていなくて、猫がいつの間にか部屋に入っていて、画面の目の前に写ってしまったことが。可愛いー!となるかもしれませんが、もう2度とないように気をつけたいと思いました。猫を抱えて外に出す時に離席するその時間がもったいない上に、生徒さんの気がそれすぎてしまう原因にもなります。レッスンが終わったら存分に可愛いがりましょう☺️
☑︎ 5分以上1人語りしない
これはレッスン内容にもよりますが、せっかくの個別レッスン、かつ、言語習得の分野なので、生徒さんのアウトプットの時間をできるだけ長くとるように意識しています。画面越しの5分て意外と長く感じます。
☑︎ 喋りすぎた時は一言加える
とはいえ、生徒さんとの話が弾んだりして1人語りが長くなってしまう時もあります。そういう時は「すみません、わたしの話が長くなってしまって😓」と一言加えます。これは本当に思っていることでもありますし、この一言があるかないかで印象が変わります。
☑︎ ここまででわかりづらかった部分ないですか?大丈夫ですか?を忘れない
45分のレッスン内で、内容にもよりますが、最低でも3回は聞くようにしています。少しずつ聞いてあげることで、最後に聞いた時に、聞きたいことあったけどなんだったっけ?となることを防ぐことができます。
☑︎ レッスン中わからないことは粘らない
フランス語を教えていて、生徒さんからいただく質問で、答えられない質問や疑問が出てくることもあります。そういう時は、その場で少し調べてわからなそうなことは、レッスン後に調べて、LINEで送ります。大事なのは、生徒さんを放ったらかしにしないこと!
☑︎ 相手の目線が画面にない時に書き進めない
よくあるやりとりで、自分が画面に説明を書き入れたあとに生徒さんが「今の説明どの部分でしたっけ?」となることがあります。これは、生徒さんがメモしてる間にわたしが書き込みを入れてしまった時に起こります。生徒さんの目線が下に落ちている時に書き始めて書き終えないことを意識すると、二度手間にならず、生徒さんにわかりやすく説明できます。
☑︎ レッスン中は極力水を飲まない
2時間の講座やセミナーとなってくると話は別ですが、45分のレッスンの間は極力水は飲まないようにしています。45分のレッスンに全力で向き合っています!ということを姿勢で伝えたいので、少し休憩や息抜きのような印象を与えてしまいかねない水分補給は、レッスン前後にしています。(昭和か!体育会系か!
☑︎ 終了時間は柔軟に
45分のレッスン時間ですが、終了間際に質問がたくさんあることや、話が盛り上がってキリが悪いことは多々あります。これは人によると思いますが、わたしはそこまでスケジュールをつめつめにしているわけではないので、最大15分までの延長は想定内としています。
レッスン時間をトータルで1時間としてみることで、時間を過ぎても心に余裕がある状態で接することができて、生徒さんにも喜んでもらえます。ただ、自分の話で時間を過ぎることがないように気をつけています。
☑︎ 最後に、質問がないかの確認と声かけ
レッスン終わりに必ず言うのが「今日やった部分でいまのところわからない点、わかりづらかった点はありますか?」ということと「LINEでいつでも質問送ってくださいね!」ということです。メッセージで質問がくることは滅多にありませんが、この一言があると、生徒さんがプライベートのメッセージを送ってくださることがあります。「今日duolingo継続500日いきましたー!」「今日お仕事でラジオ出ます!」「来週孫がフランスからきます!」レッスン外の話を共有できることも、個別レッスン少数精鋭の醍醐味だと思っています!講師と生徒の良い関係性は、レッスンへのモチベーションにも影響します!
☑︎ 退室し終わるまで真顔は厳禁
zoomだと特に、退出ボタンを押して顔が映らなくなるまで、少しタイムラグがありますよね。その時、真顔になってしまったりしていませんか?レッスン中はすごく笑顔だったのに、最後の最後で真顔になってたら少しショックというか...完全に顔が映らなくなるまで、口角を下げないことは、細かいことかもしれないですが、大事にしています。
☑︎ レッスン終了後、次回の日程を送っておいてあげる
レッスンは、基本的には曜日と時間を決めていますが、毎回同じ曜日、同じ時間とならないこともあります。レッスンの最後に口頭で日程調整をすることもあるので、その場合は、レッスン後にメッセージで決めた日時を送るようにしています。記憶を頼りにしていると、どちらかが日程を間違えた時に、なんともいえない雰囲気になります。文章に残しておきましょう!
いかがでしたでしょうか?
オンライン個別レッスンで意識していることを25個挙げてみましたが、レッスン内容や人数、使っているプラットフォームによっても変わってくると思います。
普段は日常エッセイのようなものを書いていますが、今回は、わたしの仕事の1つである、フランス語オンライン講師の部分に触れた内容を初めて書いてみました!
その時の状況や生徒さんによって、最善の対応ができるように、どれか1つでも参考になれば幸いです😊