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価値観の違いに気づけたら、気が楽になる

#何回説明しても伝わらないはなぜ起こるのか
#今井むつみ

「話せばわかる」という言葉。
私は「話しても理解し合えない人は存在する」と子供の頃から思っていた。それでも、きっと私の話し方が悪いんだろう、どうすれば伝わるんだろうと思いながら大人になった。
それはある種の期待。
でもある時、こちらが何もせずとも、被害者意識を持たれた。さらに、相手から一度も聞いたことがない話を「知ってるくせに」と言われて悩み、右耳の調子が悪くなった。
どうすればよかったのか考えても分からず、ある日突然、
こちらは誠意を持って接していた。それで合わない人とは付き合わなくて良い。伝わらなくて良い、と思うように。

ここ6年は、価値観の決定的な違いが、身近な存在だと思っていてもあると強く痛感。
バックグラウンドが違うからこそ、見えているものが違う。ちょっとした違和感を感じても、気にせずにいた結果、大きなすれ違いとなり失敗につながるのだ。

学校、仕事、プライベート。
相手の理解できる伝え方は何か、を徹底的に考える。
コミュニケーションの章では、対立せずに物事を進める方法が書かれていて、先日読んだEQ本にも通じるなと。

もちろん、伝え方をどんなに工夫しても伝わらないことはある。受け取る側にも、柔軟に受け取ろうとする意思が必要だ。伝える側としても、受け取る側としても参考になる一冊。
「なんか何言ってるか分からない」と身近な人に対して思う人も読むと、少し構造に気づけるかも。

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北山 悠【主役力で小さな経営はうまくいく】
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