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井上祐
2020年6月16日 17:44
前話はこちら 俺はドキドキしていた。 彩子は一足先に俺が指示した教室へ入っていった。 その後ろ姿を目で追うと、膝上10cmの春らしいワンピースに身を包んだ彩子の膝の裏がひらりと舞った。 まだまだ成長過程で高校にも来月入学という年齢ではあるが、真っ白な肌の中をスースーッと横に伸びた濃いめの皺が俺の本能に火をつけた。 濃いめの茶色。 人間の体の中には濃いめの茶色をした部分がいくつかある。