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SNS掛け持ち勢の私が思っている、良いところと微妙なところ

私は複数のSNSを利用している。

投稿するところと情報収集用を使い分けていたり、同じSNSでアカウントを複数作って内容によって使い分ける…といった形の複数アカウントの運用はありふれていることかもしれない。

一方、私はさまざまなSNSにアカウントを作っていて、さまざまなSNSで投稿している人間だ。

情報収集のほぼ閲覧のみで使っていたり、数日に1回覗くだけ的な使い方をしているSNSも多いので、毎日閲覧したり投稿するようなSNSが必ずしも大量にあるわけではない。

いろいろなSNSにアカウントを持ち、気分次第で使うSNSを選ぶやり方でSNSの海を漂っている。

そんな私の、複数のSNSを反復横跳びしていて思う、良かったことと微妙なことを振り返ってみた。


複数のSNSを利用して良かったこと

SNSごとの違いが楽しめる

SNSにはSNSごとの特色がある。

シンプルに短文を投稿するところ、逆に長文も投稿できるところ、公式アカウントが集まって情報収集できるところ、画像をひたすら見るところ、投稿にいいねではなくリアクションをつけられるところ…などなど。

同じSNSでも、やれることや仕様は違っている。

1つのSNSにいるだけでは味わえない感覚なのは、間違いない。

自分の気分で好きなところを使える

いつも使ってるSNSが不穏だな…とか、居づらさを感じてしまったとき、複数のSNSにアカウントがあることで、不快な環境から離れることができる。

SNSそのものを見ないという解決策が主流にはなるとは思うけれど、別のSNSに移動してみることで冷静になれる部分もある。

接続エラー発生時にも避難できる

まさに、よく見ているSNSが使えないなら見なければいいのでは?といわれるとぐうの音も出ないやつなのだが。

1つのSNSがエラー等で使えなくなっても、他に使っているSNSがあれば代替の場所として使えばいい。
あらかじめ、複数のSNSアカウントがあることをアピールしておくことで、繋がれる場所が他にもあることを伝えられるのも少しだけ安心できる。

同じような複数のSNSを楽しむ仲間に出会えた

私のように、いろいろなSNSにアカウントを作るのが嫌いではないと思われる方がいる。

新しいSNSが登場したという話が広まると、好奇心でアカウントを生やしてしまうタイプの人。
もちろん私も該当している。

いろいろなSNSを試しているうちに、拠点が固まっていく人と、拠点が定まりきらないタイプの人と分かれていく印象がある。

ただ、拠点の有無に関わらず、さまざまなSNSを楽しむことに好意的な人たちの存在は、私にとって心強い。

複数のSNS利用における微妙なところ

1つ1つの関係は薄くなりがち

複数のSNSを同時に利用している人でも、メインの場所を定めてる場合はあてはまらないかもしれないけれど。

その時々の気分で使うSNSを変えている私の場合、どのSNSも中途半端になってしまっている面は否めない。

1つのSNSをじっくり使っているであろう人から見たら、投稿したり放置したりを繰り返す私の存在は薄いものだと思う。

特にSNS掛け持ち勢が少ないと思われる某巨大SNSは、私がブログやnoteの更新通知投稿しか出来ていないこともあり、フォロワーとの関係がとても希薄になっている。

リプやいいねをしてくれるアカウントが少しだけでもいるからこそ、かろうじて孤立から免れている気がする。

マルチポストを見かけがち

SNSを掛け持ちしているアカウントの中には、複数のSNSで全く同じ内容を投稿する、いわゆる「マルチポスト」をしていることがある。

このマルチポスト、どれか1つのSNSでフォローしている場合はどこのSNSでも同じ投稿が見られるので、便利な側面はある。

一方、マルチポストしているアカウントを複数のSNSでフォローしていると、何度も同じ投稿を見ることがある。
いろいろなSNSで繋がれたら…という気持ちはあれど、げんなりしてしまいフォローを外すこともある。

私もブログ(note)更新の投稿はマルチポストしている人間なので強くは言えないけれど、マルチポストという行為は、気にしない人もいれば気にしてしまう人もいる、賛否両論的な行為ではある。

SNS全体で見ると時間を使いがち

1つ1つのSNSをじっくり使っていないため投稿などは薄い感じになっているのに、さまざまなSNSの通知を確認したり、フォローアカウントの投稿を見たりしがちになる。

そのため、トータルで考えたときにSNSを見すぎている状態になりがちではある。

楽しいと思えている場合はまだいいのだけど、惰性で見てしまう状態は避けなくては…と強く思っている。

複数SNS利用仲間が行方不明になりがち

私がそうなのだが(ごめん)、拠点的なSNSが明確になっていないと、どのSNSを中心に使っているのかがわからなくなりがちだ。

自分が使っているSNSで見かけないと思っていたら、別のSNSで投稿してたのか…とか、どのSNSも休んでるのね?みたいなことが、よく起こっている。

好感を持っている相手の場合、生存確認(?)のためにいろいろなSNSで捜索活動をしてしまいがちだ。

結局のところ、1つのSNSに根を張れないだけかもしれない

1つのSNSに拠点を持たない…というと聞こえはいいけれど、1ヶ所に集中した居場所をSNSに作れなかっただけかもしれないという気持ちは、正直なところある。

ずっと同じ場所にいると、どうしても人間関係が固定化されがちな面がある。

ただ固定化されるだけであれば問題はないのだけれど、固定化されたメンバーが内輪で盛り上がるような方向に進んでいくと、私は息苦しさを感じてしまう。

そして、息苦しさを感じたSNSは楽しくないので、別のSNSに楽しさを求めてしまうのかもしれない。

複数のSNSを楽しんでる!と話す裏で、1つのSNSでじっくり過ごせないという短所を抱えている面は否定できない事実でもあり。

色んなSNSを使ってみるの、結構楽しいぞー!

1つ前の項目で、1つの拠点でSNSが出来ないだけ…と本音を書いてしまった状態で、説得力はないかもしれないけれど。

インターネットの世界にはいろいろなSNSがあって、どのSNSにもそれぞれいいところはある。

新しいSNSが登場すると、すぐ「〇〇から移行」とか「〇〇から脱出」みたいな文字列のニュースが出てくるけれど、SNSの拠点なんて無理に決めたり急いで変えたりするものではないと私は思う。

とりあえず普段使っていないSNSで気になる場所が見つかったら、軽率に挑戦してみたらいいのではなかろうか。

アカウントを作ってもすぐ放置しちゃうかも…という気持ちもわからないではないけども、使ってみて楽しいと思えるSNSが見つかったら使い続ければいいし、合わないと感じたらアカウントを消せばいいだけだ。

私は、長らくSNSがTwitterだけという時代を過ごして、合わなさを感じた結果「SNSは私に向いていない」と何度も思っていた。

だけど、Mastodonやmixi、BlueskyなどいろいろなSNSに手を出してみたことで、SNSの楽しさを再発見することができたし、Twitterでは見つけられなかったアカウント達とも出会うことができた。

しんどいと思うときもあるけど、やっぱりSNSは楽しい。

いろいろなSNSの違いだったり楽しさだったり、一人でも多くの人に体験してもらえたら嬉しいなと思う。


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