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発達障害グレーゾーン長男〜本日のやらかし②

はい、また今日学校でやってきました、、、涙

授業中に手を上げたら、わからないのに当てられて、あたふたしてると先生が別の切り口から質問してきて、それもよくわからず、、まぁつまりはちょっと恥ずかしい思いをしたあたりから、イライスイッチオン。日頃から気に入らない子に頭突きをして泣かせてしまったらしい。

さて、学校からこんな知らせをうけたら、どうするか、、、
うちの子に世間がやりがちな「ダメなものは、ダメ」「何でやったの!」と普通に叱ったところで、残念ながら全く意味がない。

まずは、突っ込めるところから確認した。

1.なぜわからないのに手を上げたのか?
回答⭐︎必ず手をあげないといけないと思っていたらしい!!たまに常識や暗黙の了解が本当にわかってないからビックリ!笑
対応⭐︎手を上げて発言しようとする姿勢は本当に素晴らしいと褒めつつ、わからない時は手を上げなくても良いということを教えた。え?そうなの?知らんかったー、やて、、笑

2.間違えることの苦手さについて
対応⭐︎ぬいぐるみを何体か用意し、クラスメイトに見立てて、授業のロールプレイをした。難しい問題を出し、間違えさせて、「残念」「仕方ないねー」「まぁいっか」「よし次!」などの切り替え言葉を言って座る練習をした。「え?簡単じゃん?」「何でわからないの?」と、チャチャを入れがちなキャラもいることを想定して、ネガティブな声を聞いた際に「だってしょーがないじゃん」とにこやかに言う練習もした。何度か繰り返すうちに間違えるって大したことないじゃんって思ってくれていたら嬉しい。

3.頭突きしてしまった子はなぜ気に入らないのか?
対応⭐︎今回は、直前にトラブルがあった子でも、ただイライラした時にたまたま身近に居ただけでもない子に手が出ている。こういう場合は、このあたりに丁寧に向き合う必要がある。なぜなら一般的ではない彼独特の理由があるからだ。そして、その一般的ではない認知に彼が自分で気づき、向き合う必要があるからだ。
そんなわけで、事情を聞くとまたとんでもない回答に驚愕することとなる。
「イライラしてるときに可愛くなくて不細工な顔を見たらムカついたから、やってしまった。不細工って〝言う〟のはダメだから、頭突きにした」
というものだ、、何たる理不尽!?
と、思うかも知れないが、見た目に対するこだわりが強い(これは色々大変なんです。また後日語ります)という特性に由来するやつかな。これに関しては世の中の人の顔の造形の捉え方と本音建前の使い分けを教えた。
人は皆生まれた顔のまま生きなければならず(まぁ正確に言えば、整形手術やメイクなどはあるが、子ども時代はなかなか難しいだろう、、、)
「不細工」「可愛くない」という表現は使うべきではないことは理解しているので、そこに対する気遣いが、できたのは良かったが、顔の好き嫌いを理由に暴言や暴力をしてはいけないことを伝えた。
自分の顔だって見る人によっては好き嫌い分かれるし、モデルや俳優さんの顔だって好き嫌い分かれる。あなたの顔が気に入らないという理由で殴られたら嫌だし、理不尽だと感じるよね?という話もした。
実は誰もが本音では自分好みの顔を好むこと、自分好みではない顔を嫌うこと。それ自体は仕方ないことで、悪いことではない。
嫌いな顔を必要以上に見る必要も、必要以上に嫌いな顔の人と仲良くする必要もなく、適度な距離をとりながら共存すべきことを教えた。

まぁこんな感じで、何か勃発するたびに、一般的ではない認知や行動パターンに気付き、社会で許容される行動を身につけて行く。
オートマ走行ではなくて、いちいちギアを合わせるマニュアル走行。

今日も大変だ。

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