【詩】幻想


朝5時

トイレに起きる

雨の音 しとしと

鳥の声がする


街灯が鏡のような道を照らして

青い、グレーの空が

雨の降る街を守っている

そんな薄暗い灯りを尻目に

まだぬくもっている布団に潜るのだ



目を閉じれば森の中

湿度の高い木々がわたしを歓迎している



電車の走り始める音

それに連れられるまま

夢の世界へ


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