ほっけと向き合う


ほっけ。

ほっけが食べたい。

家に帰ってきてストレートで眠ってしまって
気づいたら時刻は夜の23時。
こんな時間だけど



ほっけが食べたい!!!!!



この前スーパーで買った冷凍のほっけが
冷蔵庫に。

焼いてしまおう。


ほっけへの熱意をエネルギーに換え、
溜まった洗い物を片付けたあと、
フライパンに火をつける。

チチチチチ
オリーブオイルをたらす。
ほっけを並べて焦げ目がついてきたら
料理酒を入れて蓋をする。


…いい匂いすぎる。罪。


二切れ焼いたホッケを、
ひとつだけお皿に乗せて、
いざ実食。


太い骨をそろりそろり、
びゃーっと取っていくと、
白くて重厚な御姿に御見えする。

口に運ぶ。

あーーーー美味しい。
ほっけにしかないこのちょっとプニプニとした食感。
少し甘みを感じるお味。
塩気は控えめ。完璧。



魚は大人になってから好きになったな。
不思議。



ああこれ、
日本酒があったら最高だ。
ちょっと辛口のやつ。



でも今日は、目の前のほっけに向き合ってみる。


気づいたら、半分もなくなっている。
お腹は全く満たされてなくて、
明日の朝に取っておくはずだった
もう一切れも、食べてしまうことにする。


ものの10分で全てを平らげてしまった。



ごちそうさまでした。


ほっけよ、ありがとう。
あなたのエネルギーのおかげで
私はまた明日歩けるし、
またよく眠れるよ。
うちに来てくれてありがとう。


感謝を込めて生ゴミを処理し、
私の今日という一日が終わる。

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