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医療保険料、こんなに払う必要ある?

今日は、医療保険の保険料についてです。

最初に結論ですが、医療保険に頼るのではなくて、自分で資金を運用して、いざという時に備えるのが賢明だと思う理由について話をしていきたいと思います。
ひとつは、医療にしか使えないお金を払い続ける必要はない。
ふたつめは、ライフステージにあわせて保険と付き合う。

ある手紙が届いてびっくり

最近、保険会社から契約内容が書かれた手紙が届いたんですね。
それを見て「えー!」と驚きました。


かけ捨ての医療保険なのですが、毎月3,000円。50年満期で、トータル約200万円を払い込む設定でした。

実はこの医療保険は、自分で保険料を払っていないんですよね。
私の両親が付き合いで、私の名義で保険加入している保険でした。
なので、これまでいくら払ってるとか、何の保証があるとか、まったく気にしていません。
今回お知らせが届き、保険との付き合い方を考えるきっかけとなりました。

怪我をして1日以上入院した場合は1日3,000円、手術をしたときに15,000円か60,000円、がんになったら1日入院した場合6,000円、手術だと3万から12万円の給付が受けられるなどの保証内容でした。

保険不要と考える2つの理由

これを見て、2つの理由で「このまま続けていていいのかな??」と思いました。

1つ目は、毎月3,000円払うんですけど、50年で満期なので2068年まで払い続けなきゃいけないんですよね。
つまりはあと40年以上も払う義務があるということになります。
これ単純に、あと40年って長すぎません?

毎月3,000円を投資に回したらどうなるのか。計算してみると、年利5%の投資信託に40年間積み立てた場合、元本が144万円、運用益を含めると640万円ぐらいになるという資産になりました。
つまりこれだけ見ると、保険で入院当たりいくらとか手術当たりいくらというふうにお金をもらうんじゃなくて、その怪我とか手術に備えて、自分で備えていく方がお金との向き合い方という面では健全なんじゃないかなと考えます。

2つ目の理由は、子どもが自分で働けるようになったあとは保険をかける必要がない?

私は幼児の子どもが2人います。子どもが自立するまでの間に何かあったら、生活費に困る。そうなってはいけないということで手厚い保険に入っておくというのは一つの考え方としてあると思います。
しかしながら、子どもが成人したあとも約20年間、医療保険にお金を払う意味があるでしょうか?
子どもが成人した後は、自分で稼いだお金や運用したお金は、基本的に全て自分のために使えるようになると思います。そうなった時に、入院費用を保険で賄うのではなく、今積み立てている投資信託とか貯金を切り崩して、支払えばことが足りる気がしています。

ライフステージにあった保険との付き合い方をしていかないと、余計に払いすぎてしまう、将来の不安のために、今の資金を減らしている可能性があると感じました。

どう生きるか

病気になったときに、
国の制度の保証では足りないのか、どの程度の治療を望むのかを考慮し、
いくら足りなくなりそうだから、この保険に入ればカバーできる!というところまで突き詰めて保険を考えないと、お金が無駄になるかもしれません。

結局、保険に入らずに自分で運用してた方が余裕資金ができて、豊かな生活ができたよねみたいなことになりかねないなというふうに感じました。

お金に色はない

医療保険にかけたお金は、病気とか入院のためにしか使えないお金になります。
一方で自分で運用したお金は医療費にも使えるし、学費にも使えるし、趣味にも使える、何かをやるためのチケットになるようなお金になります。

病気に対してしか使えない保険に資金を充てるのではなく、運用で自分で増やしていく、積み立てていくというのが大事ではないでしょうか?

比較検討を!

また医療保険に加入するにしても、今自分が加入している医療保険と同じような保証内容の保険商品があるか比較サイトで検索をしてみました。
すると、同じような保証内容で月1,500円ぐらいで入れるものがいっぱいありました。
そもそもの保険料も高すぎる可能性も。。。
なので保険に入るにしても、おすすめされたものに入るんじゃなくて、自分で保険の内容を理解して、商品の比較をし、家計のバランスも考慮して入る必要がある。今回の件を通してしみじみと感じました。

親が払ってくれてるので、解約して自分たちのためにこのお金を使ったらと打診してみましたが「今は入り続けておきなさい」というなんともマネーリテラシーのない返答が。。。

まとめ

今回保険を見直すにあたり、医療保険に頼るのではなく、自分で資金を運用し、いざという時に備えるという姿勢が大事という結論になりました。

保険に加入する前に、
・病気になったらどの程度の治療を望むのか、
・先進医療をやってまで生きることにこだわるのか、
・国の保障制度では足りないのか、
そういったことも含めて考えて保険に入る必要があるなと思います。

保険に入らない選択をするのであれば、自分で運用してお金に色をつけずに、自分で蓄えていくということをやっていきましょう。
もちろん、自分で資金を運用するというのにはある程度のお金の知識が必要です。
しかしお金の知識を身につけることは、保険以外の面でも、人生の様々な場面で役立つスキルになると感じます。

お金で苦しまない、むしろお金があってゆとりのある生活ができるような家計の状態にするために、家計の点検とお金の勉強は、常に継続が必要だと痛切に感じた出来事でした。

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