あなたが見てきた世界を、私にも少し共有させてほしい。
自分から誰かに話しかけることが苦手だ。(苦手なのに、よく接客業を7年もしてきたなぁと思う)それは、SNSでも変わらない。
ほんの少し勇気をだして、1歩を踏み出しても「私なんかが話しかけていいものか」と、すぐに1歩下がってしまう。しまいには「あ、やっぱりいいです。お邪魔しました」と一目散に逃げ帰る。(その逃げ足のはやいこと)そして、自ら壁を作ってしまう。高くてぶ厚い壁を。
昔から、誰とでもすぐに仲良くなれる人に憧れていた。壁を作って守りにはいる私とは、正反対の存在だ。するんと、心の柔らかい部分に入り込み、気づいたら「え、前から知り合いでした?」と、言いたくなるほどの距離まで近づいている。
思わず「何その必殺技!!」と、聞いてしまいそうになる。でも、教えてもらったとしても、その人のように上手くはいかないだろう。必殺技はその人だけが使える特別な技だから。その人が生まれもった才能ともいえる。
あいにく私は、その必殺技をもって生まれなかったから、話す人は少数でいいと思っていた。でも、その考え方も最近少し変わった気がする。
人と話す機会が増えたことも、理由の1つだろう。性別や年齢関係なく、自分と違った経験をしている人と話をするのは楽しい。知らない世界を覗いているようでワクワクする、と感じるようになった。
今の私は「話しかけて、拒絶されたらどうしよう」という恐怖心よりも、「知らない世界を見てみたい」という好奇心が、ほんの少し上回っている。
せっかく前向きな気持ちになれたのだから、じっとしているのは勿体ない。もっと自分から、知らない世界を覗いてみようと思う。
誰かのように、するんと心の柔らかい部分には入れない。昔から知り合いだったようにも喋れない。それでも、心の変化を素直に受け入れたい。誰かと同じ景色を見て、共感したいと思っている。
だから、あなたが見てきた世界を、私にも少し共有させてほしい。
とはいえ、距離感を掴むことが苦手だから、ものすごく最初はぎこちないと思う。(挙動不審だったら申し訳ない)
それでも、笑って受け入れてくれる"あなた"と話をしてみたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。