しらすの種類【魚としての生態】
しらすは何の魚? 種類はある?
ズバリ、しらすは、魚の名前ではなく、イワシの稚魚の総称です。イワシには、種類があり、しらすとして流通しているのは、主に「カタクチイワシ」で、他にも「マイワシ」「ウルメイワシ」の3種類があります。
加工方法によって呼び名が変わるのもポイント。水揚げされてすぐゆでたものは「釜あげしらす」、さらに天日干ししたものは「ちりめんじゃこ」と、それぞれ呼び名が異なります。
そもそも、しらすとして市場に出回る魚は、大きさ(成長過程)によって名前が変化します。一般的に体長が2cmに満たないものは「しらす」、その後成長して3~5cmになると「おかずなご」、5cm以上になると「イワシ」と呼ばれます。では、3種のしらすの特徴を紹介します。
カタクチイワシのしらす
下あごより上あごが長く、口を開くと下あごが目立つことから命名されました。頭の形が丸く、下あごが上あごより後ろにあります。また、背びれの後縁としりびれの前縁が近いのが特徴です。しらすの中でも一級品とされている一方、マイワシより鮮度を保つのが難しい種類です。
成魚になると全長15cmほどに成長。背中が濃い紺色をしているため、「セグロイワシ」という異名も。
マイワシのしらす
カタクチイワシに次いで出回ることが多く、特に冬から春にかけてよく見られます。下あごが上あごよりも前にあり、頭が角ばっていて、背びれの後縁としりびれ前縁が離れているのが大きな特徴です。
成魚は全長25cmほどになり、体に黒い7つほど斑点が並んでいて、地域によっては「ナナツボシ」とも言われています。斑点は1列だったり2列だったり、またはまったくないマイワシもいるそうです。
ウルメイワシのしらす
シラス全体に占める割合はごくわずか。目が潤んでいるように見えたことから命名されました。真横から見ると鼻先が三角形になっていて、頭部は色素細胞がないのが特徴です。
成魚になると灰色が混ざったようなうすい青色のボディになります。
しらすは、タンパク質やビタミンD、カルシウム、マグネシウムなどの栄養が豊富で、硬い骨などもなくて丸ごと食べられるのもうれしい✨✨✨
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