【映画感想文】映画『366日』感想
こんにちは。
前回JUMPartyのレポを書いてからだいぶ日が経ってしまいました…。
ここまでくるとせっかくなので、H⁺LIVEレポは全日程が無事終了した後に投稿しようと思います。それまで温めておきます😌
というわけで今回は映画『366日』の感想です。
自担出演映画ではないですが、推しグループのメンバーが出演している作品であること、そもそも私が映画やドラマなどの作品鑑賞を趣味にしていることから、今回はこのテーマで執筆します。
全面的なネタバレはしていないのでネタバレタグはつけませんが、映画を観ての感想なので、ところどころ内容が分かってしまうことについてはご理解ください。
この映画、予告の時点で感涙必至だなと覚悟はしていましたが、本当に泣けた…。切ない話だった。
あらすじ
この映画のあらすじは、こんな感じです。
公式HPのリンクも載せておきます。
登場人物ごとの感想
今回は主人公2人(湊、美海)と、我らがHey! Sɑy! JUMPから中島裕翔くんが演じる、美海の幼なじみ・琉晴について記したいと思います。
湊(赤楚衛二さん)
すごく残酷で切ない運命だな、と思う主人公でした。
父親は交通事故で亡くし母親も病気で他界、高校生という若さで両親を亡くした上に、自身も病気を発症し、最愛の恋人と距離を取る決断を下す…。
私も同じ立場だったら相手の幸せを願って同じ行動を取るのかもしれないな、と思いました。
だけど、「湊とずっと一緒にいたい」と願っている美海の幸せを叶えるのならば、しっかりと向き合って最善策を探しても良かったのではないかな、と少し思ってしまいます。
それに1番引っかかるのは、まだ大学生の美海に対して妊娠させたところですよね…。1つ1つの行為を軽んじていたのだろうか…。
美海の病気が何だか分からないけれど、妊娠の時期と湊の病気発症の時期を考えると、あなたが原因なのでは…とも思ってしまうし。
ただ、最後までただひたすらに美海の幸せを願い、静かに身を引くところ、それはとても苦しく、愛に溢れていると感じました。
美海(上白石萌歌さん)
ずっと人を傷つけない天真爛漫さで、個人的に好感が高い登場人物でした。
「小さい頃からの夢よりも、大好きな人と一緒にいられる方が幸せ」、
その気持ちが痛いほど分かって、辛かったです。
琉晴がずっとそばにいてくれたから、その想いに応えようと湊への想いを断ち切って結婚を決めたところ、とても切ないけれど、前向きな決断だと思いました。
琉晴への感謝と愛情もしっかりあって、「最期に傍にいてほしい人」に琉晴を選んだのがすごく良かったなあと思いました。
琉晴(中島裕翔くん)
本当に、ただひたすらに一途で、めちゃくちゃ良い人だと思いました。
美海の幸せを願うためならと、何度も美海への気持ちを諦めようとしたり、辛そうな美海の支えになろうと必死になったり、「最期は本当の家族で過ごしてほしい」と願ったり…。
結婚式の前日に現れた湊に対して「帰ってほしい」と強く言ったり、美海が湊に宛てて焼いたMDを盗ったりしたのは確かに卑怯かもしれないけれど、琉晴からすればそれは至極まっとうな行為だと思ってしまいます。
だって湊の事情を知らない人から見れば、
「ただ美海を傷つけ辛い思いをさせた人」でしかないから。
そんな琉晴が最期に美海から選ばれたこと、第三者である私はとても嬉しく思いました。
…自軍のメンバーが演じているから若干の贔屓目が入っているのかもしれないですが。
主題歌「恋をして」
この主題歌はズルい。
音楽番組で「映画『366日』の主題歌」と紹介されていたとき、”なぜ「366日」が主題歌ではないのだろう?”と思ってしまいましたが、映画を観てこれはズルいと思いました。
湊が美海に作ると約束していた歌、それがこの「恋をして」だったなんて。
湊の想いが詰まったこの歌、これからも聴くたびに湊のことを、そしてこの映画のことを思い出してしまうではないか。
あんまり聴きすぎないようにしておこう。
外出中にシャッフル再生で流れてしまったら困るので。泣いてしまう。
映画全体の感想
こういう系の話って、主人公のどちらかが死んだり病気になったり、三角(四角)関係がドロドロバチバチになったりするもんだろうと思っていたのですが(実際 主人公のどちらも早くに病気に掛かってはいたけれど)、
とにかくみんなが純粋で、一途な恋愛だったなあという感想です。
「色々あったけど結局主人公同士が結ばれる」っていうパターンじゃなかったのが、個人的には良かったのかもしれないです。
上記のストーリーだと、周りの人たちがあまりに報われなさすぎて、主人公たちさえ良ければ良いんか??っていつも思ってしまうので。
予告では2人のみが基本的にフィーチャーされているから、2人中心の話なのかなと思いましたが、周りの登場人物も一途に相手を想う優しい人たちばかりで、だからこそ温かくて切ない気持ちになったんだと思います。
相手を思いやるからこそのすれ違いがあまりにも切なすぎたけど、この話の場合、これが1番ハッピーエンドだったのかなとも思ったり…。
もしお互いに本当のことを言って傍にいたら、湊は自分が病気だから陽葵のことも美海のことも面倒見られなかっただろうし、美海も湊の病気を支えることができなかっただろうし。
そう考えると、美海は素敵な家族と最期まで一緒にいられたから良かったのかな、なんて思います。
湊sideから見るとあまりに切ない話だけど、美海の幸せが1番の願いだったのだから、それはそれで湊の願いも叶ったってことなのかな、と。
こういう系の話を見るたびに思うのですが、「相手を思いやる嘘」って本当にお互いを幸せにするんでしょうかね…。
嘘をついたほうは「これが相手のため」と思っていても、嘘をつかれたほうはただ切ない失恋になるだけで、嘘をついたほうだってその恋愛を引きずるパターンが多いですからね…。
怖くても逃げないで、相手としっかり向き合うことが大事なのかもしれないと、いつも思い知らされます。
今回は以上!
それではまた。