思い出したことがある
正直、親(特に母)とは思想が合わない。
明言はしていないだろうけどおそらく立憲民主党とかの支持なんだろうな、と思ってる。僕は特に支持している政党はないけれど中道右派くらい。
僕が政治に対して興味を持ち出したのは高校に入ってからで、それまでは政治のニュースなんてやらずにスポーツニュースだけやっててくれ、みたいなタイプだったから家族から見てみれば急に政治に興味を持ち始めたなんて、って感覚だったらしい(事実姉からは言われた笑)。
そのくらいから少しずつ感じる考えの差。ニュースを見ながら小言とかを言うような家庭だから家族のおおよその考えを知るなんて難しいことでもない。政治のニュースになると口うるさく、語調が強まる。これは昔からだったように思う。祖父母の家庭でも同じような感じで祖父母と話しているからきっと血筋。
最近の政治(裏金とか災害対策とか)で語調が強まるたびに「あ、この人は自民が嫌いなんだ」ってことを日々感じるようになった。政治に興味を持つ前から野党側の思想なんだろうとは思っていたけど。そんなことをしながら過ごしていたらひとつ思い出したことがある。
それは約10年ほど前だと思うがニュースでデモ?のようなものが報道されていて、その中の1幕で道路を寝っ転がって封鎖し車の進行を妨害する人達の映像。それをを見て「轢いてしまえばいいのに」
「自業自得だ」と言ったところ母に号泣された。訳が分からず動揺していると「あなたが戦争に行くことになるのよ!」と。
今思い返すとあれはきっと安倍政権による憲法の解釈変更に伴う集団的自衛権の容認を巡るデモだったのだと思う。これまでの言動とあの一幕の裏側の理解。10年間モヤモヤとしていたものが晴れたと同時になんとも言えない感情。本当にこの気持ちを表せるような感情が見つからない。
もちろん母のあの涙は僕を心から想うからこそのものであることは分かっているがあの発言はあまりにも突飛であるし仮に憲法が改正されたとしても僕が軍人となることはきっとない。今でも母は「安倍は戦争したがりだったから」と言うことがあるし、このなんとも言えない蟠りは未来永劫消えないような気がする。わざわざこの件を母の前に突きつけて討論しようものならまた泣かれてしまいそうで億劫だしこんなことをするメリットが何一つない。人の思想なんて中々変えられないもんだし。
ということで僕の今の行き場のない蟠りをここで消化する形となりました。僕もまだ政治に関しては素人ですし若干の記憶違い等あると思いますので間違いやツッコミポイント満載でもご容赦ください。次回はもっとポジティブな話題を持ってこられたらいいな…