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【本要約】おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

はい、皆さんこんにちは!FIREに向けて今日も良書から学んでいきましょう!

本日ご紹介する本は「おカネの教室 ぼくらがおかしなクラブで学んだ秘密」です。

この本は、経済学を学んだことがない人にお金の本質や、経済について非常にわかりやすく、そして面白く教えてくれる一冊です。

「金利とか、GDPってニュースでよく見るけど、難しそうだな~。そんなことよりソシャゲのガチャ回そう」そう思ってなかなか勉強する機会のない難しそうな経済の仕組みを中学生の青春ラブコメディーを楽しみながら学べる最高の小説風経済学の教科書です。

庶民代表 サッカー好きな中学2年生の男の子「サッチョウくん」
お金持ち代表 富豪の娘中学2年生の女の子「ビャッコさん」
クラブの顧問を務める長身巨大な「カイシュウ先生」

カイシュウ先生が若き少年少女を引率し、お金について学んでいくストーリーは面白くて、次のページをめくる手が止まりませんでした(笑)

2人の淡い恋心がどのような結末を迎えたのかは、ぜひ本書を手に取って確かめてみてください。

はじめに

みなさん、「お金」って何でしょうか?

多くの会社員は週5日、会社で働くことで毎月給料日になると銀行口座に20万円弱のお給料が振り込まれる。

そこからクレジットカードの支払いが自動で行われたり、ATMでお金を引き出してレストランの食事代金の支払いを行う。

私たちは普段特に意識することなくお金を稼いで、使っています。

1万円札を取り出してじっくりと見つめてみても、ただの紙っぺらです。印刷コストは20円ほどなので、原価厨からしたら1万円札の価値は20円となってしまいそうです。

なぜこんな紙っぺら1枚が食べきれない量のパンや洋服と交換できるのか不思議ですよね。

お金の本質

お金の本質とは、みんなが価値があると認めた共同幻想ということです。

お金=信用(約束・信頼)

もう少しかみ砕いて説明しますね。

原価20円に過ぎない紙っぺらの1万円札は、私にとっても、このブログを読んでくださっているあなたにとっても同じ1万円分の価値があると信じているから1万円として使うことができます。

1個100円のパンを1万円札で購入すると、100個と交換することができます。これは私にとっても、あなたにとっても同じですよね。

1万円札には1万円分のモノと交換する価値が等しくあるとみんなが信じることで、原価20円の1万円札が1万円分の価値を持つようになるのです。

これを拡大していくと、みんなが価値のあると認めるものは「お金」になるということです。おままごとで使ったビー玉や遊戯王のレアカードなんかも子供たちの間で使うことができる「お金」といえます。

さすがに、大人の世界ではビー玉やレアカードは一部の界隈でしか「お金」としての役割を担えません。

しかし、IT技術の進歩によって世界中の人々に価値があるんじゃないか?と思われるものが創造されました。そう、仮想通貨・暗号資産です。

この本が出版された2018年3月にビットコインの価格は100万円だったので、このころに買っておけば、今頃テンバガーとはいかずとも、そこそこの利益がいたので悔しいですね。グギギ・・・

お金を手に入れる方法6選

お金を手に入れる方法をして最も身近なのは、稼ぐですが、この本ではこのほかに、「盗む、もらう、借りる、殖やす、???」が紹介されています。

最後の???については、先ほど述べた仮想通貨が関わってきます。

この世に無数に存在するお金を手に入れる方法が6つに集約されるなんてスゴくないですか!

サラリーマンとしてFIREを目指す私にとって最適なお金を手に入れる方法について考えさせられました。

私の場合、「盗む」は論外として、「稼ぐ(本業収入)、殖やす(株式投資)」がメインとなりそうです。

本業で一生懸命働いて入金力を上げつつ、銘柄を分散してインフレ負けしない株式にフルインベストメントしていくことで資産規模を最大化していくのが今の方針ですね。

「もらう(相続、贈与)」はアテにできませんし、「借りる(投資するために金融機関から融資を受ける)」のは難しそうです。

資産家の家に生まれれば、「もらう」に期待できますし、地主として不動産投資の経験があれば「借りる」がお金を手に入れる方法として検討に値すると思います。

この辺はFIREを目指す人の属性(家柄や考え方)によってバラバラでしょうね。

おわりに

この本では、お金の本質について中学生の甘酸っぱい青春ラブコメを通して面白く学ぶことができます。

お金はみんなの信頼の上に成り立っていることにくわえ、カイシュウ先生は戦争の善悪や、生活保護の不正受給、ピケティの21世紀の資本について語っており、経済学初心者でも、大学で経済学を専攻していた人にとっても新たに学ぶところが多い一冊となっています。

私自身は大学時代に一度この本を読み、「あぁ~、ビャッコさんカワイイ!サッチョウさん頑張れ!!」とお金の勉強そっちのけで、青春ラブコメを楽しんでいました(笑)

それから数年がたち、再び読み返してみると、資本主義社会において拡大する格差に対応するために福祉ができたことや、どうやってお金を手に入れるのか、戦争の善悪と大人の責任について考えさせられました。

名著とは読む人のタイミング、人生経験の多寡によって物事を見る視点が変化し、何度読み返しても得るものがあります。

この本は名著と呼ぶにふさわしい一冊だと思っています。

興味を持たれた方は、ぜひ一度お手に取ってみてください。

経済の専門家でお金について本書から学ぶことがなくても、ビャッコさんとサッチョウさんの青春ラブコメは面白いので、読んで損することはありません(笑)

それでは



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