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江戸っ子の親から受け継がれた恩恵とは、、、

40代中盤なんですけどね、
僕らはパソコンを学生時代から授業で習った世代ではないんですね。

理数系のクラスはPCの授業あったみたいですけど普通科の僕なんかはPCは学校で触ることは無かったんですね。

だから趣味でPCいじっている人以外で率先してPCを使うことは無い時代だったんですよ。

それが社会人になってすぐですかね、僕が最初に買ったPCのOSはWindowsMEでしたね。

インターネットはダイヤルアップです。
そのころ先見の目があれば今では全く違う生活をしていたんではないかと思うと情報弱者って本当に得するチャンスが少ないって気がしますね。

そしてその後社会人となったときには見積はPCで作成する時代となっておりました。

そして、見積もりはフロッピディスクに保存と、本当に今では一昔前って感じがしますよね!

そんな僕は生まれも育ちも千葉県です。
祖父と親父は東京の出身です。

いわゆる下町で育った人たちなんですね。

それこそ祖父から粋のいい江戸っ子の啖呵を聞いたこともあるくらい江戸っ子気質の祖父と親父でしたよ(笑)

そんな親に育てられた人間ってどうなると思いますか?

と言っても特に変わった人間が育つとかではないんですが、いたって普通ですけど結構「バカヤロー」って言葉に対する耐性が強くなるんです。

なぜなら「バカヤロー」が口癖みたいな人が江戸っ子に多いんでしょう。
会話のまくらに「バカヤロー」が付くんですね。

例えば
「バカヤローそれはな・・・」
「バカヤローそういうときはな・・・」

そんな感じでその言葉を簡単に使うんですね。
そしてこの言葉、「お前馬鹿だなー」って訳してはいけません!

じゃあどう訳すのが正解か、、、

答えは、特に意味はない
これが正解なんですね。

TVでビートたけしさんが「バカヤロー」行っているのが印象あるでしょうけど、まさにあの「バカヤロー」は馬鹿にしているわけではないんです。

だから僕は子供の頃から聴いているので耐性があるので大丈夫ですけど、僕の母親は北陸の出身なので最初「バカヤロー」はかなりの衝撃だったみたいです(笑)

小気味いいと言えばいいですけど、口が悪いって言えば悪いけど、なんとも言えない下町情緒あふれる言葉のニュアンスって昔の時代を彷彿させるいい言葉だって僕は思っているんですけどね。

そんな言葉に触れて育った僕は少しはそのような言葉を使ってしまうこともあるので若い頃は口が悪い人間だったって自負があります。

しかし、親父たちが使っていて僕は使っていない言葉の癖があります。

江戸っ子って「ひ」を「し」って言うんです!

え?どういう事、、、って思いますよね!

例えば、
「今日しおがり(潮干狩り)行ってきたんだ!」って会話だと、
「今日しおがり行ってきたんだ!」って言うんです。

ひも→しも、ひがし→しがし、ひまわり→しまわり、こんな感じです。

これ嘘じゃなく本当の話しです。

更に僕の大好きな祖父に関してはベンチもペンチだし、
一番おしゃれに思っていたのは「カレーライス」は絶対に「ライスカレー」って言っていたことが格好良かったですね。

それは江戸っ子と関係あったか分かりませんが、とにかく「ひ」は「し」って発音していましたね。

でも、さすがにそれは自分はうつらないですよ!
流石に紐も東もひまわりもちゃんと発音できます。

でも、衝撃的な出来事が19歳の頃の自分に襲い掛かるとは思ってもいませんでした!

それは今後の時代にパソコンが必要になることくらいは認識していた頃の出来事です。

先ずはブラインドタッチをマスターしようと当時、実家は朝日新聞を取っていたので天声人語をテキスト代わりにしてブラインドタッチの練習を出来るまでやっていた時の出来事です。

最初の頃はどの指でどのキーを押すかを見ながら、文章を読んではキーボードの指の動きを見て入力するって事を繰り返していました。

ある程度日数を重ねると上手く出来るようになってきて、毎日楽しく入力できるようになってきた頃の出来事です。

だいぶ慣れてきたので少し余裕の出てきた頃にある漢字を入力して変換しても出てこない文字があったんです。

しかも結構簡単な文字です。

「あれ?なんで変換しても変換の候補にもその漢字は出てこないんだろう?」としばらく訳の分からない状態でした。

しかも、ひらがな見ても入力は間違っていませんでした。

しかし、何度確認しても何度変換試みてもお目当ての漢字が出てこないんですね。。。

そこで、僕には頭をハンマーで殴られたような衝撃に合いました。

その漢字とは「人」でした。

これ、僕はなんと入力していたと思いますか?


実は、、、「ひと」ではなく「しと」と入力していたんです( ;∀;)

これは大変ショックでしたね。

親父が「ひ」を「し」と発音するたびに「しって言った~」って言っていつも笑っていたのに、、、

しかも、親父は自分の名前が「ひろし」なのに「しろし」って言うのを聞いて笑っていて自分はそんな事絶対にないと思っていたのに。。。

まさかの落とし穴がそこにはあったとはビックリでした!

そう今でも油断していたら人って「しと」って発音しているし、何よりもタチが悪いのは「ひ」と「し」が言えなんじゃなくて「ひと」を「しと」って音で認識していた事実なんです。

祖父や親父は発音が違うけどちゃんと言葉を認識していて言えないけど、自分の場合は「しと」で「人」だと認識していたことは大きな違いがありますからね。

そこから慌てて他にも自分の認識違いはないか改めましたが、他にはなかったことが何よりでした。

JISキーのブラインドタッチの練習のお陰で発覚した人に対しての認識のズレはもしかしたらリアルな人間関係でもちょっとしたズレも発生しているかもと思いながら当時の記憶を回想してみました。


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