2種類の幸福
こんにちは。ゆつきです。
仏教で、幸福とは、二種類あることをご存知でしょうか?
一つは、「相対の幸福」。
もう一つは、「絶対の幸福」です。
相対の幸福とは、何かと比べなければ、自分が幸せかどうか分からない、という幸福です。
例えば、
テストで80点取ったとします。
ですが、クラスの平均点が90点だったら、ちょっとガッカリします。
反対に、クラスの平均点が70点だった場合は、嬉しくなります。
このように、自分の点数だけを見て、その点数がいい点数なのか、悪い点数なのかは、判断できません。
目の前に一本の棒を突き出された時、「この棒は長いですか。短いですか。」と聞かれても、比べるものがなければ、その棒が長いのか短いのか分かりません。
一方、絶対の幸福というのは、変わらない幸福、「人間に生まれてきて良かった」という生命の大歓喜です。
大学に合格した、いい会社に就職できた、いいパートナーに巡り合ったなど、そういった、この世の幸福とは、比較にならない幸福のことです。
テレビのニュースを聞いていますと、さまざまな事件が日々報道されています。
親を殺したり、子供を殺したり、川に流されて亡くなったなど。
人命は地球より重い、と言われます。
しかし、本当に分かっていれば、自分の命も他人の命も粗末にしないはずです。
「使命」とは、「命を使う」と書きます。
仕事をしたり、本を読んだり、ゲームをしたりしますが、その間、全力で命を使っているのです。
仏教では、人間として生まれたならば、果たさねばならない使命があると教えてられています。
それが、人間として生まれてきて良かったという生命の大歓喜、絶対の幸福になることです。
この幸福の特徴は、一度なったら、相対の幸福とは異なり、色あせたり、なくなったりしない、変わらない幸福であるということです。
仏教を聞かせて頂かなければ、絶対の幸福にはなれません。
仏法は聴聞に極まる
今後とも、よろしくお願い致します。
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